地図情報を動的に取得して地形を三次元プレビュー! 高低差もわかりやすい WebGL ビューア
どんどん身近になる WebGL
今回ご紹介するのは、見た目にはあまり派手さはありませんが、WebGL の活用事例として面白い可能性のありそうな WebGL デモンストレーションです。
動的に地形データを取得して、そこから WebGL による三次元ビューを生成するもので、どうやらノルウェーの地形データを使っているようですね。
動的な地形の生成
サイトを訪れると、左右二つの領域に分かれたページが出てきます。
左側がマップエリア、そして右側が WebGL によるプレビューが表示されるエリアです。
左側の地図部分は、Google マップなどと同じようにドラッグで自由に動かすことができます。また、拡大率も自由に変更できるようになっています。
右側の WebGL によるプレビューエリアは、最初はなにも描かれていない状態になっていますが、プレビューエリアの上にある緑色のボタンを押すと、そこで三次元ビューが生成されます。
このプレビューも、マウス操作で視点の変更などができるようになっています。
WebGL のビューだけを単体のページとして表示することもできます。
先ほどの WebGL プレビューを生成するボタンとは逆に、プレビューエリアのちょうど真下にあるリンクを踏むと表示されます。
WebGL のプレビューにはどうやら three.js を利用しているようですね。
いろいろな可能性を感じるサイト
このサイトはあくまでも地形を三次元で表示するだけですが、こういった技術は他のデータや技術と組み合わさっていくと面白いのではないかなと思います。
たとえば登山経路をマッピングする機能などと組み合わされば、WebGL 対応の端末を持っていれば登山開始前にルートを確認したりもできます。
さらにそこに天気や、日照などもデータさえあれば追加できるでしょう。山小屋の位置なども非常にわかりやすく表示できるはずです。
登山アプリの例はほんとに一例にすぎず、いろいろな応用ができそうで、そういった視点で見ると非常に面白いのかなと感じました。