幻のクラシックカー Delahaye 165 を操り時空を駆け抜ける WebGL レーシングゲーム!

doxas : 2015-04-02 10:25:47

実在する名車が 3D 世界を駆け抜ける

今回ご紹介するのは、Delahaye Type 165(ドライエ 165)という、実在するクラシックカーの魅力がこれでもかと詰め込まれた WebGL 実装のサイトです。

恐らくオマージュ作品ということなんだと思いますが、とにかくサイト全体のこだわり具合が半端ではなく、どこを見てもため息が出てしまいそうなくらい洗練されています。

こんなデザインの車、あるんです!

私は最初、このデザインに驚いたと同時に、近未来的なコンセプトカーか何かかなと思いました。ところが調べてみると、1939 年製の実在する車だということがわかりました。

生産台数はかなり少なかったようですが、このデザインによりかなりクラシックカーマニアの間では有名なモデルなのだそうです。

V 型 12 気筒 4.5L のエンジンを積んでおり、時速 200km 以上出るらしいです……マジか!

とにかくこの奇抜なデザイン……時代を先取りしすぎているというか、このデザインが馴染む時代なんてあるのだろうかという感じ。ボートが波をかき分けて水面を走っていく様子をイメージしたデザインらしいですが、こんな車が 200 キロで駆け抜けていったら惚れてまうやろ。

そんな Delahaye 165 の魅力を堪能できる本サイト。

サイトに訪れるとまずはローディング画面があり、それが終わるとイントロがあり、続いてコントローラーをどうするかなど、いくつかの設定用インターフェースが出てきます。

どうやら、スマートフォンをコントローラーとして利用することもできるみたいです。ちょっと試していないので、どんな感じになるのかはわからないです。

キーボードのみで操作することもできるので、今回はそちらでプレイしていきます。

サイト内にはこだわりが細部にまでぎっしり!

ゲームの操作としては、左右の矢印キーでハンドル操作を行います。

そしてこのゲームの特徴的な点として、時空を超えるというアクションを通じて、加速と減速を行うという独特のシステムがあります。

通常時は、このような赤で統一された荒野のようなシーン。

道路のラインが引かれていますが、このラインから外れないように走っていきます。障害物なんかもあるので、意外と難しいです。

しかし、この赤い通常モードだけで走行し続けていると、時間切れになってゲームオーバーになってしまいます。完走するためには、アクセルやブレーキに相当する、時空間移動を使いこなさなくてはなりません!

まるで映画 TRON のような、この暗い空間に入ると、車体が一気に加速します。でも道路が見えなくなっちゃうので、ずっと真っ暗なまま走るわけにもいきません。

一方でブレーキングには白い雪のような空間へ。

路面についたわだちがなんともリアルですね。

3D ゲーム部分も、このように非常に手が込んだ作り。実装は見た目どおりで three.js ベースのようですが、ゲーム性はかなり工夫されている印象を受けます。

とにかくこのサイトは全体的にクオリティが高すぎるので、褒めるところがありすぎますね……

こちらはリザルト画面。完走するのもやっとでした……

このサイト自体が、ドライエ 165 を知らない世代に向けた、ある意味では風化させないためのオマージュ作品なのかもしれません。ですが古臭いどころか、本当に細部まで現代のアートやデザイン、ウェブの魅力が散りばめられています。

ぜひチェックしてみてください!

リンク:

Timeshift 165 A race against Oblivion

自動車の歴史 サラブレッド期7 Miniaturecar Museum history thoroughbred7 ※日本人の方による簡単なドライエ 165 の解説が、ページ最下部にあります。

ドライエ - Wikipedia

share

follow us in feedly

search

search

monthly

sponsor

social