幾何学模様が織りなす不思議な世界！ オリジナルデモを制作できるエディタ機能付き！
不思議な世界観で魅せる一作
今回ご紹介するのは、不思議な世界観が魅力の WebGL デモンストレーションです。
題名にある通り、TRON をイメージした幾何学模様を中心とする、光と闇の演出が見事な仕上がりになっています。サウンドビジュアライザというよりは、音楽を聞きながら、不思議な世界観を堪能するようなタイプの作品ですね。
エディタ機能が付いている点が非常に面白いので、ご紹介しようと思います。
ホワイトノイズの奥に潜む光と闇
今回のデモは雰囲気がとにかく徹底して統一されています。
曲調というよりは、時間の経過とともに演出が変化するようになっていて、最初は少しおとなし目な印象ですが、徐々にシーン内も盛り上がってきます。
ラインや、矩形、三角形などが演出の中心です。
基本となっている色調は、白と黒のモノトーン風ですが、曲が進んでいくにつれて、ブルーやオレンジのような、まさに TRON をイメージさせる色の模様も現れます。
全体的に暗い目の雰囲気ながら、ブラーをうまく利用して光を表現しています。
必ずしも左右に線対称の演出となるわけではないですが、基本はシンメトリックな構図になっています。
デモ自体は、曲が終了するまで続きますが、このデモの面白いところは演出を編集するためのインターフェースが備わっている点です。
クライアント側でリアルタイムに演出を編集することができるなんて、いかにも WebGL らしい機能だと思いますし、今までにあまり見たことがない、非常に素晴らしい試みだなと思います。
統一された雰囲気作りと、そんな中にもユーザー目線での遊び心が盛り込まれている今回のデモ。
単体で見るとそれほど派手な実装をしているわけではありませんが、デモ作品として、またはデザインの参考として、あるいはエディタ実装部分に関してもあらゆる面で参考にできることが多いのかなと思います。
ぜひチェックしてみてください。
リンク：
Space Tron On The Grid / music by Brian Bonz / experiment by David Mignot
