
過去の地球の様子を垣間見ることができる不思議な WebGL デモ! 6 億年前の日本の運命や如何に!?
途方も無い時間の流れを旅する
今回ご紹介するのは、WebGL 実装にはよく見受けられるグローブ(地球儀)タイプのデモです。
ただ、今回のデモの特徴は、なんと過去の地球を旅することができるグローブなんですね。今から最大で 6 億年前の地球の様子を見ることができます。
果たして、日本列島は 6 億年前はどのような形をしていたのでしょうか。気になる結果と共に、ご紹介しようと思います。
今まで見たことのないタイプのデモ
今回のデモのような、今現在ではない時間軸を表現したデモは珍しいですね。
デモ自体は地球、つまりは球体がひとつ表示されるだけの本当に簡素な実装ですが、テクスチャを張り替えることで未来の地球の様子を見ることができます。
本当にこの通りだったのかどうかなんて、誰にもわかりませんけどね。
デモの上部にあるメニューから、いつの時代の地球が見たいのかを選択することができるようになっています。
逆算 0 年、つまり今現在の地球の様子からかなり細かく進めることができるようになっていて、最大で 6 億年前までみることができます。
個人的に気になったので、日本列島がどうなるのか、調べてみることにしました。
まずは現在の様子に年代を合わせて、日本の部分をズームアップしました。デフォルトの状態では、自動で Y 軸を中心とした回転がゆっくり掛かっているのですが、この回転は止めることができるようにボタンが用意されています。
ホイール操作で少しだけズームアップして、回転を止めた状態で時間をさかのぼっていくことにします。
2000 万年前です。
もう既になんか大陸に吸収されそうになってるんですけど!!!
その後、大陸から離れたり細切れになったりしつつも……
1 億年を待たずして 9000 万年前には大陸の一部になってしまいました……
さよなら、日本…… とは言っても昔の話なんですけども(笑)
3 億年前の段階では、もう大陸も移動していってしまい、日本があった場所はただひたすらの海です。
まるで生き物のように大陸がうごめいていく様子が時系列で観察できるのは非常に面白いですね。
最終的に、さかのぼれる最大の時期である 6 億年前にまで行ってみると、日本を中心とした半球側にはほとんど陸地が見当たらない状態になってしまいました。
中国大陸そのものは、ほかの大陸とぶつかったり合体したりしています。この反対側を見ると、大陸が寄せ集められている様子を確認することができるでしょう。
ここでは、キャプチャ画像もかなりダイジェスト版の構成でしたが、実際のサイトではもっと細かく時間をさかのぼることができるようになっています。
とても面白いデモだと思いますので、ぜひチェックしてみてください。