ファッションブランド KENZO から WebGL デモが登場! 今回は個性的なウォッチが 3D 化!
色の扱い方が素晴らしいデモ
今回ご紹介するのは、ファッションブランド KENZO 公式の WebGL デモになります。
テーマは腕時計で、デモとして登場するのは一種類の腕時計だけなのですが、マウス操作によるインタラクションが盛り込まれており、ちょっとした面白い演出を見ることができます。
時計の質感がとてもよく再現されているなと思います。
実際に販売中のタイガーモデル
サイトを訪れると、おもむろに背景だけがまず表示されます。
恐らく、まず WebGL 関連の初期化だけ先に行ってしまい、背景をレンダリングしながらその他のリソースを読み込んだり加工したりしているのでしょう。
こういうところへの細かいこだわりが、なんとなくいかにもファッションブランドらしいなあと個人的には感じました。
デモ用のデータがロード完了すると、背景の雲の流れが一瞬早くなり、突然怪しげな手のモデルと腕時計が登場してきます。
画面の左上の方には、地域と天気が表示されています。
この画像をキャプチャしたときは茨城県にいたので Ushiku、と出ていますね。
腕時計のモデルのほうに注目してみると、環境マッピングによる周囲の風景の映り込みや、微妙な色の反射具合などがとても綺麗です。
そして、文字盤のところにマウスカーソルを持って行くと、突然、時計の針がぐるぐると回転し始めて、まるでタイムマシンでワープしているかのように背景が次々に変化していきます。
まるで某ネコ型ロボットのタイムマシンに乗っているかのような、不思議な感覚になりますよね。
この文字盤部分はリンクになっているので、クリックすると、KENZO の別のサイトに飛ばされます。タイムマシン風エフェクトを眺めたい場合はクリックせずにカーソルだけを動かすようにしましょう。
リンク先の KENZO のサイトでは、実際にこの虎の絵が彫り込まれた腕時計が売られています。
写真と WebGL デモとを見比べてみると、質感などかなりいい感じに再現出来ているのがわかりますね。ちなみに、€220.00 と表記があるので、約 3 万円くらいの価格みたいです。
このような製品のプロモーションが、今後もどんどん増えていくといいなあと感じる作品でした。ぜひ、チェックしてみてください。