Twitter の呟きから街の幸福度を指数化して見せる不思議なデモ! The Happy Forecast
ツイートの内容をリアルタイムに分析
今回ご紹介するのは、ソーシャルネットワークを活用した社会的な感情の分析と、それらの研究結果を活用することで実現した WebGL のデモです。
スタンフォード大学で生まれた感情分析のロジックと、リアルタイムに収集されたツイートの内容、そしてジオロケーション API を活用した位置の特定、これらが組み合わさって表現されている今回のデモは、WebGL の活用事例としてとても興味深いものだと思います。
舞台はロンドンですが、東京で同じことをやってみるのも面白そうですね。
天気予報のように表現される人々の感情
今回のデモは結構ロード時間が長いですね。
恐らく、モデルデータが結構大きいのかな、という感じがします。少し待たされますが、ロードが完了してしまえばそこまで実行時の負荷は高くなさそうです。
最初の画面では「ENTER」と書かれたボタンがあるのですが、これを押さなくても勝手にデモが進んでいきます。
空中に浮かべられたような、島のように表現されているのがロンドンを模した地図です。マウスでフォーカスすると、地区ごとに色がオレンジ色に変化するようになっており、クリックすることで地域をさらに拡大して見ることができます。
このとき、微妙に浮いている地域と沈んでいる地域があるのがわかるでしょうか。
この高低差は、分析された幸福度によって変化するようになっているみたいですね。リアルタイムにツイートの内容から分析結果を持ってきているみたいなので、見たタイミングによっては、高低差が変化しているケースもあるのかもしれません。
「E15」などの、地域を示す番号(郵便番号か何か?)を選択すると、その地域の幸福度を天気予報に模した画面へと移行します。
背景の色、太陽や雲などのマーク、そして地名などが選択した地域によって変化します。
恐らく、その地域を象徴するようなオブジェクトが出てくるようになっているのだと思いますので、観光名所のある地域の場合は、建造物や特殊なオブジェクトがレンダリングされるようになっているのでしょう。
幸福度が高い場合と低い場合では、結構ショッキングなくらい見た目が変わりますね。
幸福度の分析には、大学で研究されたロジックが使われているようですが、たとえばその地域から発信されたと思われるツイートの中に、暴力的な表現が多かったりすると幸福度が下がってしまうようです。
社会的な問題提起を主題にしたデモではないのだろうと思いますが、いろいろと考えさせらえる部分もありますね。
非常に興味深いデモだなと思います。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
リンク:
The Happy Forecast — Medium ※ About ページ