重さも凄さも一級品! パーティクルとサウンドビジュアライザを融合した FlowMaster 3.0 が凄すぎる!

doxas : 2015-08-22 12:49:53

超負荷注意報発令!

今回ご紹介するのは、パーティクル表現とサウンドビジュアライザを融合した WebGL デモです。

パーティクルには流体力学のように流れる物理演算が加えられ、さらに被写界深度などの高負荷なポストエフェクトがこれでもかと適用されています。

WebGL 作品としてこれほどの負荷と完成度を誇っているものはさすがに珍しいと言えます。とにかく必見であることは間違いないのですが、アクセスする際に端末はよく選んでからにしたほうがよさそうです。

パラメータも多彩な高い完成度

今回のデモの特筆すべき点は非常にたくさんあります。

とにかく実際にデモを実行して見てみるのが一番わかりやすいのですが、なんせ負荷が本当に高めになっているので、万人にオススメしにくい感じもあります。ただ、こういったデモは、下手に負荷を下げてクオリティが下がってしまうくらいなら、GPU をぶん回すような実装で作ってくれたほうが、見る方としても楽しめるのではないかなと個人的には思います。

サウンドビジュアライザの機能を持っているので、最初のロードの際に、音をダウンロードしてくるために少し時間が掛かります。

オーディオデータの読み込み中も、背景ではすでにパーティクル表現のデモが動き始めています。

ちなみに余談ですが、この作品を作った方は、以前から流体パーティクルのデモをいくつか発表しており、とても有名な方ですね。

あまり SNS 等の発信が多くないので見逃してしまいがちですが、作品のクオリティが高いので、周りが見過ごさないという雰囲気を感じます。

デモが開始されると、右側の画面端にアイコンのようなものが出てくるので、ぜひそれをクリックしてメニューエリアを引っ張りだしてみましょう。

ここで表示されるメニューには、とてもたくさんのパラメータを調整できる機能が備わっており、パーティクルの色や量、さらには物理演算のためのパラメータの調整など、かなりいろんなことが設定できます。

ちなみに、色の設定はデフォルトで青っぽい感じになっていますが、パーティクルの色は自動的に切り替わっていくようになっているので、最初はあまり色などをいじらずにしばらく眺めてみるのがいいかもしれません。

マウスドラッグの操作で、視点を自由に切り替えることができるため、こんなふうに風下に回ることもできます。

パーティクルは、被写界深度の影響により極端にカメラに近い位置ではぼんやりとぼかされて見えます。流体表現のリアルさも手伝って、とてもハイクオリティな映像を楽しむことができます。

うーん、すごい!

また、右側のメニューの中のボタンを押すと、リアルタイムにマイクデバイスからの入力を受け取るモードに切り替えたりすることもできるようになっています。

実際にマイクで試してみたわけではないですが、このような機能が付いているとは心憎いなあと感じました。

また、メニューのなかにパーティクルの量を変更できるボタンも並んでいるんですが、初期状態は 一番軽い設定 になっています。ただでさえクッソ重いのに、これが一番軽い設定だなんて……

グラフィックボードの上位製品だったら、どれくらいまでいけるんだろうか……気になる。

いくつもある設定項目や、色の具合を少しいじってみました。

まるで白い雪が舞っているかのような見た目になりました。

水色のバーがキャプチャ画像にも映っていますが、これだけの多彩な項目を調整できるように作ってくれるとは太っ腹ですね。パラメータをぐりぐりいじっていると、思いもよらない変化があって非常に面白いです。

とにかく重いデモなので、その点だけは注意してください。間違っても、オンボード GPU などのマシンでパーティクルの量を最強にしたりしないように、気をつけてください(笑)

非常に完成度も高くオススメのデモです。ぜひチェックしてみてください。

リンク:

:: FlowMaster 3.0 - Giacomo De Cillis Flambweb Dev Studio + David.Li

David.Li

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