スペイン発祥のシューズメーカー Camper(カンペール)の最新モデル特設サイトがすごい!
コンセプトを CG で表現した力作
今回ご紹介するのは、スペイン発祥のシューズメーカーで、日本にももちろん現地法人を持つ Camper(カンペール)の最新モデルを掲載したサイトです。
このメーカーは奇抜なデザインで人気を博すメーカーらしいのですが、そのサイトの仕上がりもまさに奇抜という言葉がぴったり。
それぞれのシューズのコンセプトをイメージしたデモがたっぷりと収録されています。
インタラクションをイメージしたデモ
今回のサイトに掲載されているデモは、どれも一風変わった雰囲気を持っています。共通しているのは、なにか強いメッセージを感じるような、少し尖った鋭い印象があることでしょうか。
コンセプト似あわせた色や、それを助長するようなサウンドの組み合わせ、いずれも見事です。
それぞれのデモを実行している間は、常に特徴的なサウンドが BGM として再生されるだけでなく、一定の間隔や、あるいはユーザーのアクションに応じて効果音の再生やレンダリングされるシーンの変化が起こるようになっています。
なかには、ちょっとした物理演算っぽい仕掛けがしてあったり、よくわからないゲーム風味の仕上がりになっているものもあります。
どれも小さな規模ですが、面白い演出が加えられています。
見ているユーザーを飽きさせない、次に何が出てくるのか期待させるような、そんな仕掛けが多く仕込まれています。
ポイントがどんどん加算されていくゲーム風味の演出が特徴的なゲレンデのような景色のデモ。
炎や氷をイメージさせる不思議なデモもあります。
いったいどんなセンスの人がこれを考えたんだろうと、思わず想像してしまいます。
Wikipedia からの引用になってしまいますが、こちらのメーカーはブランディングやデザインを主体にしたメーカーで、商品の生産は外部に委託しているのだそうです。そう考えると、このデモをデザインしたのも、もしかしたら社内のデザイナーさんたちなのかもしれません。
今回のキャプチャでは WebGL のデモ部分しかご紹介していませんが、サイト全体の仕上がりも非常に良く出来ていて、HTML5 の技術をふんだんに取り入れた完成度の高いものになっています。
ウェブでの情報発信は、WebGL の登場によって新しいスタイルを獲得できる段階に来ています。こういった印象深いサイトがどんどん増えてくると、徐々に WebGL の認知度だけでなく、その活用方法も成熟していくのだろうなと感じます。
ぜひ、高い表現力を誇る WebGL の実装サイトを作る上で、参考にしてみていただけたらと思います。