人生はそう、あっという間に過ぎて……なんだか哀愁を誘う不思議な WebGL デモ Life is Short
メッセージ性の強いノベル風の作品
今回ご紹介するのは、非常にメッセージ性の強い WebGL のデモです。
ノベル風というか、ショートムービー風というか、ストーリー仕立てでとても凝った演出がたくさん仕込まれています。しかし、ただ眺めるというのではなく、そこにユーザーがなにかしらの操作を加えてやる必要があります。
絶妙なインタラクションを持たせつつ展開される、ちょっと切ないストーリーです。
人生という旅路を描いていく
今回の作品は、正直なところ紹介するのにどのような言葉を用いるべきなのか、ちょっと難しいですね。
こういう作品は、まずなによりご自身でご覧になっていただくのが一番かと思います。ある意味では、絵本のようでもあり、あるいは映画のようでもあり、この作品を通して何を感じるのかは人それぞれでしょう。
ただ、人生の始まりと終わりを演出するこの作品には、少しだけ人生の終焉を連想させる演出があるので、そういうのがちょっと苦手という人は気をつけてください。
物語は、小さな赤ん坊があやされているところから始まります。
いや、あやされているというわけではなく、画面内に置かれている丸いサークルをクリックすることで、赤ん坊が反応するような、そんなシーンが描かれます。
今回の作品では、前編を通してこの丸いサークルがキーになります。
また、ブラーをうまく活用して上手に幻のような雰囲気を演出していて、とてもいい感じの質感が出ているなと個人的には思います。
赤ん坊のシーンが終わると、今度は誰かが自転車を漕いでいるシーンです。
徐々にバランスを崩して倒れていってしまいそうなる彼を助けるために、ドラッグ操作で車体をまっすぐに戻してあげましょう。
こんなふうに、単にクリックしたりカーソルを動かしたりするだけではなく、きちんとシーンに合わせたアクションを取ってやらなくてはならない場合も結構あります。
状況に合わせて、適切な操作を行いましょう。
自転車にまたがっていた少年もいつかは家を出て、そして恋をして……?
正直ネタバレになってしまうので、あまりキャプチャ画像をたくさん掲載するのは、野暮ですね。
画像はこれくらいにしておきましょう。
実際に作品を最後まで見ていくと、なにか、感じるものがあると思います。特に最後のシーンでは、あなたのマウス操作が、全てを決めてしまいます。あまり焦らず、じっくり、ゆっくり、コンテンツを楽しんでみてください。
各シーンの最初には、映像が出る前にワンフレーズ程度の簡単な文章が添えられています。また、シーンには時間制限がありますが、こちらは何度でも繰り返し同じシーンにトライできるようになっているので、操作に失敗してしまっても、心配はいりません。
人生をテーマに、なにか深い思いが込められている作品です。
よかったら、チェックしてみてください。