プランニングや映像表現だけでなく WebGL 実装も行える日本人プログラマのポートフォリオサイトがすごい!
多彩な才能が凝縮されたウェブサイト
今回ご紹介するのは、とある日本人プログラマのポートフォリオサイトです。
プログラマ、という書き方をしましたが、実際にはプランニングや映像表現など、ゲームやウェブの世界で幅広く活動されており、ポートフォリオサイト内には多数の作品が掲載されています。
WebGL の実装には、MS 謹製の WebGL ライブラリ Babylon.js を使ってらっしゃるようで、日本人の作品でこのライブラリを使ったものはとても貴重なので、そういった意味でも参考にできるポイントがたくさんあるサイトとなっています。
WebGL デモも多数公開中
今回のサイトはポートフォリオサイトなので、たくさんの作品が掲載されていてとても見応えがあります。
まずページを開いた直後から、サイトのトップで WebGL のデモが動いています。
人体のモデルを主軸にしたシンプルなデモですが、エフェクトの使い方やカラーリングのセンスなどがとても美しいですね。
単純な RGB ずらしは比較的よく目にしますが、こういった色のずらし方は珍しいかもしれません。
サイトにはこのバックグラウンドの WebGL デモの他にも、様々な WebGL 作品が公開されています。
公開された時期はまちまちですが、結構むかしから WebGL の作品を作ってらっしゃったことがわかります。また、作品はどれも動きのある内容で、とても見ていて楽しいものばかりです。
WebGL のデモでは、Babylon.js を中心に利用しているようですが、アニメーション処理やカメラワークにとても工夫が凝らされているものが多いですね。
また、中にはボーンを利用したスキンメッシュアニメーションを実現しているものもあり、これらの技術については同時に公開されているブログ内でも、Babylon.js でアニメーション処理を行うポイントの解説などがなされています。
Babylon.js は日本語の情報が少なく、また実装例としても日本人が実装しているものというのはほとんど見たことがありませんし、とても貴重な情報といえるのではないでしょうか。
プランニングやプロデュースを手がけながら、同時に WebGL の実装も行えるというのは、いったいどれだけ才能豊かなのか……
わたしなんかはスクラッチで WebGL を書くことはできても、それをひとつの作品にまで昇華させ、なおかつ美しく見せることはけして得意とは言えません。
こういったマルチな才能を持っている日本人がいるということが嬉しくもあり、ちょっとうらやましくもありました。
何度も書いたように、Babylon.js は日本での知名度がどうも低くて、なかなか利用している例を見かけることも少ないです。Microsoft 謹製のライブラリだけあって、中身の機能的な部分については折り紙つきとも言えるライブラリです。
作品そのものだけでなく、ブログなども含めてとても参考になると思いますので、ぜひチェックしてみてください。