ミュータント・タートルズの実写映画の特設サイトに登場した彼らの母艦 Tartaruga の WebGL ビューア!
ミュータント・タートルズが実写映画に
今回ご紹介するのは、アメリカの人気アニメ作品であるミュータント・タートルズの実写映画第二弾、Out of the Shadows の特設サイトです。
私はまだファミコンが全盛だったころに、タートルズのファミコンソフトでよく遊んでいた記憶があるのですが、肝心のアニメ作品の記憶はあまりない……なぜなのか……
しかし、実写映画としては第二弾となる今作は、アニメとはまたちょっと違った雰囲気です。今回のコンテンツは、そんな映画に実際に登場する武装トラック Tartaruga の車内の様子を WebGL で見ることができるものですね。
PlayCanvas 製のリッチな質感表現
今回のコンテンツは、あくまでも映画に登場する車の内装を見ることができるコンテンツで、ブラウザ上で三次元のゲームが動くといったような大規模なものではありません。
しかし、WebGL プレビューとしてはかなり細かいところまで作りこまれている印象で、どうやら PlayCanvas を使っているみたいですね。
金属を中心とした車両内部のオブジェクトたちは、どれもなかなか質感もよく、非常に質の高いレンダリングになっていると思います。
ブラウザ上で実行されているとは思えないような、かなり綺麗な CG になっているように見えるのではないでしょうか。
シーン内にはライフルの照準のようなアイコンが表示されており、これらをクリックすることで、ミュータント・タートルズに登場するキャラクターたちが自らアイテムの説明をしてくれるようになっています。
三次元的なビューとツールチップ的な二次元のコンテンツを、うまくひとつのシーン内に収めており、とても自然な感じでコンテンツを楽しむことができます。
車内はマウス操作によって自由に視点を切り替えて全方向を見ることができるようになっています。
私が昔よく遊んだファミコンソフトにも登場した、タートルズのひとりミケランジェロはピザが大好物だったのですが、車内を見渡してみればおもむろにピザが置かれていたりします。
無骨な車内に突然現れるピザ……このあたりは、ファンならずとも思わず目を引かれる部分なのではないでしょうか。
妙にテカリ具合などがリアルなピザ。
映画の告知サイトというだけあり、WebGL ビュー以外の部分もかなり気合の入った作りとなっている本サイト。
コンテンツが非常にたくさんあるので、ミュータント・タートルズが好きな方であればとても楽しめるのではないでしょうか。
私は実はあまりタートルズをよく知らない感じなのですが、それでも迫力のある色遣いは見ていてとても刺激的で、勉強にもなりますね。
WebGL 部分が PlayCanvas で作られているようなので、日本語でも使えるウェブベースのゲームエンジンとして、PlayCanvas が気になっている方にとっては実装例としても参考になりそうです。
個人的には、やはりゲームエンジンならではの、スクラッチではちょっと面倒な細かい部分の質感表現などが秀逸だなと感じました。
最近は本当に映画関連サイトで WebGL を目にすることが多くなってきました。ゲームエンジンを使った例というのは珍しいので、ぜひみなさんもチェックしてみてください。