映画も不思議ならウェブサイトも摩訶不思議!? 物理演算を駆使した面白すぎる映画のティザーサイト!
ハリーポッターのラドクリフくんが登場する映画
今回ご紹介するのは、Swiss Army Man という 6 月に公開されたばかりの新作映画のティザーサイトです。
この映画、なんとハリーポッターなどで有名なダニエル・ラドクリフが「死体の役」で登場するという非常にユニークな作品です。
今回のティザーサイトには、WebGL と物理演算を組み合わせた面白いマリオネット風のデモが用意されており、映画の楽しさを存分に伝えてくれる素晴らしいサイトとなっています。
キー入力やマウス操作で遊んでみよう
今回のウェブサイトには、マウスの入力とキーの入力を受け付けるインタフェースが備わっています。
恐らくスマートフォンなどからも閲覧ができるようになっており、見た目以上にかなりしっかりと作りこまれている感じがします。
PC 等のブラウザからアクセスした場合には、基本的にはマウスで操作を行っていく形になりますが、少なくとも PC 版はちょっとページのロードが長めなので、モバイル端末だとそもそも表示するまでが結構大変かもしれません。
ページのロードが完了すると、おもむろにダニエル・ラドクリフが演じる本作のメインキャラクターである「死体」が唐突に降ってきます。
画面内には、基本的に彼以外は登場しませんが、ときおりインフォメーションが表示されたり、死体さんがメッセージを発したりするので、操作はほとんど迷うことなく行うことができるでしょう。
彼はあくまでも死体なので、自ら動くということはありません。
彼が動くとき、それはユーザーが彼の体をマウスでドラッグして持ち上げたときです。
まるでマリオネットかなにかのように、力なく釣り上げられてしまう死体さんですが、物理演算を比較的しっかり行っているようで、見事に死体の役を演じきっています。
また、一部のキーの入力は彼にある行為を起こさせるトリガーとなります。
これは映画のトレイラーを見るとわかるのですが、映画にも関係のあるとあるちょっと恥ずかしいアクションとなっています。
また、非常に滑らかに動く死体さんですが、画面の外に向かって放り投げてしまうことももちろん可能となっていて、この場合は一定時間が経過した後、再び頭上から落下してきます。
よーく目を凝らしているとわかるのですが、死体さんは非常に高速に動いた時(激しくマウスカーソルを高速で動かした時)には、体が慣性に引っ張られたかのように伸びるようになっています。
このちょっとした慣性の動きの効果があるおかげで、無機質な人形のような動きの中にも、どこかしなやかな生物的な雰囲気が生まれているのかもしれません。
細部にまで、本当にこだわって作られている感じがします。
あんまり激しく振り回しちゃイヤ~……とは言いません。死体なので。
私はあまり映画は見ない生活を送っていますが、トレイラー映像を見ただけで、かなり映画に対する興味を掻き立てられました。
それだけ、映画そのものが不思議で、好奇心を刺激する、素晴らしい仕上がりになっているのだと思います。そんな映画のサイトだけあって、WebGL を使ったちょっと奇抜な演出もぴったりハマっているような気がしました。
とても完成度が高く、また独特なシュールな雰囲気が映画にも見事にマッチしていると思います。
ぜひチェックしてみてください。