見た目はちょっと簡易だけど……オンライン対戦が可能な WebGL タンクゲームが地味に面白い
シンプル、だがそれがいい
今回ご紹介するのは、WebGL で作られたオンライン対戦が可能な戦車をモチーフにしたシューティングゲーム。
WebGL のタンクシューティングと言えば PlayCanvas を使ったやつでもっとかっこいいのもあったりするんですが、こちらはもっとシンプルですね。
外見だけでなくゲームシステムも非常にシンプルで、ひたすら他軍のタンクを撃ちまくるのみです。
5 分間を限られた弾丸で戦い抜く
今回のゲームは 5 分間という決められた時間の中で、各チームが敵を何機撃破できたのかが勝利の基準となります。
サーバにログインした順番で自動的にチームが決まるようで、既にゲーム内の時間が進行している場合は強制的にその時間に合わせての参加になります。
自分がどのチームに属しているのかは、名前の隣に色が表示されるのですぐにわかるでしょう。
地面に色がついてるのは、各チームの拠点となる位置を示していますが、この地点に戻ったら体力が回復するとか、そういうことではないようです。
ライフや弾薬の残り弾数は画面の右下に表示されており、いつでも確認ができます。
また画面の右上には、現在サーバにログインしているユーザーの一覧と、それぞれのユーザーがどのチームに属しているのかが書かれています。
チームは四つに分かれていますが、メンバーが 4 の倍数人になっていない場合は戦力が偏ってしまう感じですね。
タンクの操作はマウスだけで行うことができ、左のクリックで砲弾を発射します。
また、右クリックを使うと、クリックされた座標に向かってタンクが自動的に移動していくようになっています。
フィールド内には、各ユーザーの操作するタンクのほか、岩や木などのオブジェクトが存在します。
どういうロジックを使っているのかはわかりませんが、戦車は自動的にこれを避けるようにして移動してくれるので、適当に画面内をポチポチクリックしていけば簡単に移動できます。
タンクは敵からの被弾によってダメージを受け、徐々に耐久値が下がっていきます。
一定以上のダメージを受けてしまうと、ボディからモクモクと煙が立ち上るようになり、明らかにピンチ風な感じになります。
さらにダメージを喰らい続けると、砲台部分がポーンと取れて地面に落ちちゃいます。
こうなると、一回撃破されたことになり、契機となった砲弾を発射したタンクのチームに 1 ポイント加算されます。これを 5 分間繰り返していき、チームごとの撃破数を集計して勝敗が決まります。
超偶然なのですが、目の前に弱った戦車がいたんで適当に撃ってたら 3 体もタンクを撃破できました（笑）
私がたまたまサーバにログインした時は、4 名から 5 名のプレイヤーがいましたが、時間帯やタイミング次第では、誰も居ない可能性もあります。そういうときは CPU が相手してくれるのかな？ ちょっとそこまでは調べていませんが、恐らく誰かしらいないとゲームにならないんじゃないかなと思います。
操作性というか、ゲームとしての完成度はけして高いとはいえないのですが、こうしてネットワーク越しに誰かと対戦できるというのはいいですね。
見た目はちょっと地味ですが、きちんとオンラインゲームとしての体裁は作られており、こういったゲームの実装を WebGL で行うときの参考になるのではないでしょうか。
ぜひみなさんも遊んでみてください。
