たくさんの WebGL Sketche が並べられた yiwen_lin さんのポートフォリオサイト
絶妙なセンスのショート作品
今回ご紹介するのは、yiwen_lin さんの作品が多数掲載されているウェブサイトです。
yiwen_lin さんは、WebGL が出始めのかなり初期の頃から WebGL に関する情報をブログ等で配信されていた方で、私は陰ながらよくブログを拝見させていただいていました。
そんな yiwen_lin さんご自身が制作された作品たちは、どれもちょっとしたデモ作品という感じですが、技術力や個性がしっかりと感じられる作品に仕上がっています。
WebGL スクラッチ勢の作品群
昨今の WebGL 界隈はすっかり three.js がスタンダードな感じになっていますよね。three.js がダメということではなく、スクラッチで WebGL をガリガリ書いていくウェブの人はちょっと貴重という感じがします。
yiwen_lin さんの作品は、とりあえずレンダリングしてみたという感じよりは、しっかりと実現したい技術やテクニックがあって、そのための作品としてひとつひとつ作っている感じがします。
半透明に見えるような質感の再現や、ノイズなどを利用した多彩な表現、独特なインタラクションの表現など、どれも参考にできそうなものばかりです。
中には、サウンドビジュアライザのような実装もあります。
音に反応してレンダリング結果が変化するタイプでも、波形っぽい感じで音が立体的に見えてくるもの、あるいは単にオブジェクトが音に反応して動いたりするものなど、いろいろ用意されています。
全体にシンプルな中にもちょっとした工夫が凝らされているものが多く、アニメーションする様子やユーザーの操作に反応して動く様子がいずれも見事です。
こちらのウェブサイトは、まだまだ制作が途中という感じのようで、もしかすると近日中にさらにアップデートされるかもしれません。
現時点でもかなりの数の作品が掲載されていますが、今後も随時掲載される作品が増えていくかもしれないと思うと、わくわくしますね。
yiwen_lin さんの Twitter アカウントを見ると、お子さんと一緒に写っている写真がアイコンに使われています。なんだか人となりが伝わってくるかのようですね。
サイトに掲載されている作品はいずれもシンプルでかっこいいです。
また、彼のブログは WebGL に限らず、様々なジャンルのデジタルアートなどについて言及された記事がたくさん書かれているので、こちらも興味があったら見てみるといいかもしれません。
ぜひチェックしてみてください。