個性的な作品がたくさん並べられた Lars Berg 氏の実験作掲載サイトが面白い
アメリカ在住のエンジニアが見せる世界
今回ご紹介するのは、アメリカ、ダラスを拠点に活動しているエンジニアさんの実験作を集めたサイトです。
WebGL だけでなく、デジタルでアーティスティックな作品を多く手がけていらっしゃる方のようで、いずれの作品も独特なセンスによって見事にまとめられています。
特に、個人的には音と WebGL を組み合わせた作品に優れたセンスを感じました。
サウンドを効果的に利用した作品たち
今回のサイトの作品は、結構負荷が高い感じのものが多いと思います。
シェーダを駆使したリッチなエフェクト、サウンドに反応して躍動感あふれる動きを見せるアニメーションなど、いずれも思わず目を見張る出来栄えの作品ばかりです。
サイトには WebGL 以外の作品も掲載されていますが、最近の作品はそのほとんどが WebGL 製になっているようです。
彼が得意としているのは、反射をうまく利用して一見フォトリアルな質感に見せる表現なのかもしれません。
金属質なマテリアルのデモが結構数としては多いです。
それと同時に、流体や泡といった、曲線をベースにした作品もあったりして、直線や曲線などの形状をうまく活用した作品はどれも見応えがあります。
また、冒頭にも書いたようにとてもサウンドとビジュアルを組み合わせるのがうまい方だなという印象を受けました。
WebGL ならではのインタラクションと、サウンドやアニメーションの効果がかなり巧妙に組み立てられていて、新しいデモを実行しようとリンクを踏むたびに、次はどんなものが出てくるのだろうかとワクワクしてしまいます。
派手な演出を使いつつも、音や動きでさらにそれらの質を向上させる演出が、とても素晴らしいなと思いました。
完全に偶然ですが、三日間続けて個人のポートフォリオサイトをご紹介することになりました。
こうして作品を眺めてみると、それぞれの作品からはやっぱり作者の得意とするものや、表現したいものの違いなどが感じられるような気がしますね。
今回ご紹介した Lars Berg さんの場合は、見た目だけでなく音や動きを考慮した総合的な演出がとても上手だなと感じます。
私なんかはこういうアートな作品とかまったくセンスが無くて作れないのですが、見ているだけでも本当に楽しい気持ちにさせてくれます。いい作品をたくさん眺めることができるって、幸せですね。
非常に完成度の高い作品がたくさん公開されています。ぜひみなさんもチェックしてみてください。