ぼくらの街も戦場に! ストリートビューと連携した Independence Day のサイトがすごい!
完成度の高さに思わず目を見張る
今回ご紹介するのは、日本でも大変なヒットとなったインデペンデンス・デイのティザーサイト。
今回のコンテンツでは Google のストリートビューと連携することによって、世界中のありとあらゆる地域で宇宙規模の戦いが繰り広げられるという、ユーモアたっぷりなコンテンツとなっています。
もちろん、ベースになっているのは Google のサービスなので、日本語で地名を入力して利用することも可能となっています。
シェーダがんばりすぎぃ!
今回のコンテンツは、いわゆる全天球動画のように、ストリートビューを利用した全方位マップを閲覧することができます。
ただし、ストリートビューのもともとの画像の上に、思いっきりエフェクトてんこ盛り盛りな WebGL の描画が重なっており、世紀末感漂う戦場の空気が見事に再現されています。
その割に、BGM も含めて、けしてシリアスになりすぎない作りになっており、楽しくサイトを閲覧することができます。
空を見上げれば、そこではまさに地球の存亡を掛けた戦いが繰り広げられています。
空の色や地面に加えられている加工も含めて、まるで別世界のような雰囲気に変化していますよね。どこか、ロボット目線というか、カメラで撮影されたような雰囲気になるように、時折ノイズが走ったりするシェーダのエフェクトも加えられたりしています。
街のそこらじゅうで黒煙や炎が上がっており、現実離れした本当の映画の世界に入ってしまったかのような気分になれるでしょう。
場所を東京に変更してみましたが、やっぱり東京上空でも地球の存亡を掛けた戦い(二回目)が繰り広げられます。
空の特定の方角を見れば、宇宙勢の母艦が炎のようなオーラをまとって浮いているのを確認できます。なんか看板とかが普通に日本語なので、なんとなく変な感じです(笑)
先程も書いたように、ストリートビューの機能自体は Google のサービスをそのまま使えるようになっているので、日本語も問題なく使うことができ、自分の住んでいる街を気軽に戦場に変化させることができるようになっています。
パッと見た感じからもわかるように、描画にはかなりのこだわりが感じられる今作。
シェーダはかなりの数が状況に応じて使い分けられているようで、負荷もかなり高めですね。マシンスペックが低いと、ちょっと閲覧するのが難しいかもしれません。
画面の上半分と下半分では、ちょっと見ただけではわかりませんが、まるで膜のようにレイヤー上のポリゴンが置かれており、そこに炎や煙を映したり、瓦礫を描いたりして合成しているようですね。
炎の熱で背景が揺らいで見える様子なども、シェーダを使ったポストエフェクトで処理しているみたいで、かなり本格的です。
宇宙人の侵略に、スカイツリーも大変なことに!
上のほう完全に終わってるなこれ……
かなり人気のあるシリーズのサイトだけに、気合とクオリティが半端ではない仕上がりですね。
自分たちの生活に身近なストリートビューという機構をうまく利用した、本当に素晴らしいサイトに仕上がっていると思います。
技術的に見ても、これだけリッチな描画をしているというのは珍しいと思いますので、負荷こそ高いですが、ぜひハイエンドなマシンを使ってコンテンツを閲覧してみてください。
とても楽しいウェブサイトです。
ぜひチェックしてみてください。