音楽に合わせて移動速度が変化する雰囲気重視な Babylon.js 製ミニアクション NeoTrap
見た目に反して難易度が高い
今回ご紹介するのは、WebGL のライブラリとして Microsoft から提供されている Babylon.js を利用したミニゲームです。
SoundCloud と連携して、ストリーミングで音楽データを入手しつつ、波形を解析した結果を元に、シーンや動きに変化が起こるようになっています。
レンダリングそのものは非常に簡単なオブジェクトだけで行われている感じですが、ゲームの方はなかなか歯ごたえのある難易度となっています。
音楽に合わせた移動速度の変化が珍しい一作
SoundCloud から音楽データを取得して、サウンドビジュアライザを作っているケースというのは比較的よく見かけます。
今回の作品の場合は、これをゲームに流用しているという点で珍しい作品だと言えるかもしれません。
ゲームのほうはアローキーか、WASD キーを利用して、画面の中央にあるキューブを動かし、SPACE キーでジャンプしながら障害物をよけていくという単純な内容です。
非常にシンプルなオブジェクトだけで構成されているので、見た感じの印象としてはちょっと殺風景な感じもしますよね。
でも実際にゲームをプレイしてみると、意外とそのシンプルすぎるシーンも気にならない感じがします。
画面の奥のほうから流れてくるパーティクルや、波形データを利用したコースの壁面パネルの動き、そしてなにより、音の高低や強弱に応じて移動する速度が変化するというのが、なんとも珍しい。
ただ、この移動速度の急な変化も手伝って、タイミングが非常に測りづらくて、かなりゲームとしては難しいです(笑)
最初のうちは左右に移動するだけで障害物をよけきれますが、後半に行くにつれてかなり難しくなってきますね。
しかもミスすると一発でゲームオーバーなので、お気に入りのサウンドを最後まで視聴するのがかなり難しくなってます。
ちなみに、ゲームが始まる前の段階で、好きな楽曲を選択したり、難易度を変更したりすることができるようになっています。
Babylon.js を利用した作品は実は結構少ないです。ただ、これは単に WebGL といえば three.js が圧倒的なシェアを誇っているというだけの話で、そう考えてみると three.js 以外のライブラリで一番使われているのは、Babylon.js なのかもしれません。
非常にシンプルなゲームですが、SoundCloud との連携部分やカラフルな配色などは、簡単な WebGL コンテンツを制作するのに参考にできそうです。
フロアに映り込むサイドパネルの雰囲気とかも、地味ですがとってもいい感じですよね。
ぜひチェックしてみてください。