国際電話の国番号を WebGL を使って可視化した面白いグローブデモ!

doxas : 2016-07-12 13:25:54

世界中の電話番号の国番号がわかる

今回ご紹介するのは、国際電話を利用する際に必要となる「国番号」を WebGL でマッピングして表示するデモ作品。

日本では、81 を使って国際電話を受けることになりますが、このような国際電話を利用する際に使う国番号は、当然の事ながら国や地域によってそれぞれに違っています。

今回のデモでは、この国番号や、国の名前などが一覧で表示されるようになっており、WebGL のデモとしてはちょっとめずらしいテーマの作品だと思います。

なんとも不思議なマウスインタラクション

今回のサイトは、こう言ってなんですが、WebGL のレンダリング面ではそれほど品質が高いとは言えません。

また、背景にタイル上の画像が敷き詰めてあったりするなど、なんとなくちょっとレトロな雰囲気を感じるサイトの仕上がりになっています。

しかし、デモの実用性という意味での内容はしっかりしたもので、選択した国や地域の国番号がひと目でわかるようになっています。

我らが日本は、+81 ですね。

国際電話の国番号は、国内であれば 0 から始まる電話番号の、最初の 0 を国番号に置き換える形で利用します。

日本で都内の番号なら、東京 03 が、+813 というようになるわけですね。

最近は、Kickstarter などで海外のサイトで電話番号などを入力することも多くなっているような気がしますが、そういったときには国内の番号を国番号版で入力しないといけないケースもときどきあります。

選択されている国の部分は、若干ですが色が明るくなって目立つようになります。

また、ほんの少しですが法線方向に盛り上がったような感じになるので、多少斜めの視点から眺めていても、ある程度は選択している国や地域を目視しやすいようになっています。

とは言え、海の中にぽつんとあるような場合や、逆に大陸が大きすぎる場合にはちょっとわかりにくいです。かといって困るわけではないのですけど(笑)

浮き上がったように見える部分は、多分同じ頂点メッシュを上に重ねるようにして表示しているんでしょうね。

たしかにそこはアメリカ……

マウスインタラクションが、ドラッグによるスムーズな移動ではなくクリック操作による移動なので、ちょっと不思議な感じがするかもしれません。

実用には問題無いですが、やっぱりドラッグして自由自在に回転させられるインターフェースに慣れていると、こういった感じはちょっと扱いにくいかもしれません。

画面の左端のほうには、選択している地域の名称などが多彩な言語で表示されます。これが地味にすごいですね……もちろん日本語の名称もほとんどの場合は表示されます。

ちなみに、南極にはどの国番号も表示されません。調べてみると、南極には衛星電話しかないのだそうです。まあ、国じゃないからね……

ちょっと変わったマウスインタラクションを備えた、なんとも不思議な WebGL グローブデモだと個人的には思いました。

こういったテーマで作られたデモ作品は他にはちょっと見たことがないので、内容はとても興味深く見ることができました。

一風変わったデモですが、気になる方はぜひチェックしてみてください。

リンク:

International Phone Prefix - Country Code information

国際電話番号の一覧 - Wikipedia

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