まるでモンタージュのように複数の画像から作られる著名人の肖像! WebGL を使った面白い表現がすごい
複数の画像から生成される顔
今回ご紹介するのは、画像を提供するサービスのウェブサイトに登場した WebGL 製のデモ作品。
いわゆる画像素材を販売、あるいはフリーでダウンロードすることができる gettyimages というウェブサービスがあります。今回のデモは、このサイトのコーポレート的な意味合いを持つページだと思うのですが、その内容がかなり面白いですね。
まるでモンタージュのように、複数の画像から一部分だけを抜き出して、それを合成して著名人の顔を作ってしまうという、驚きの内容になっています。
元になっている素材画像も閲覧可能
今回のデモは、gettyimages が誇る大量の画像リソースの中から、顔のパーツの一部分だけを組み合せて、著名人の顔を作っています。
あらかじめ説明をされていなければ、遠巻きにはまるで本人そのものに見えるような、見事な表情が再現されていますが、実際には複数の画像を組み合わせたものなんですね。
これは驚きです。
最初に各パーツがバラバラの状態からスタートしますが、少しスクロールさせると、次々とパーツが寄せ集まってきて、ひとつの顔として完成される仕組みです。
人間の顔の個々のパーツってそれぞれ結構似ているものなのかもしれないですが、ここまで見事に再現されると、ちょっと驚きますね。
上の画像で言うと、左右の目で若干瞳の色などが違っているのがわかると思いますが、これらは全て、細かな画像パーツの組み合わせによって表されているんですね。
コレ作るの大変だっただろうな……
ちなみに、顔を構成しているパーツの元の画像も閲覧が可能となっていて、対象となる画像をクリックすると、元になっている素材のほうを見ることができます。
たとえば先程の画像では、左目の部分は実はとある女性の瞳だったことがわかります。
今回のサイトは、こちらのウェブサービスの提供している画像の貯蔵量、及びその品質をアピールする狙いで作られたデモなのだと思います。
このようなデモを見せられてしまうと、アップで人物の顔だけを撮影した写真だけでも相当な数があるのだろうなと確かに感じさせれますよね。
たとえば表情が笑顔なのか、真剣な顔なのかなどによっても、組み合わせるべき元画像が変化するはずですし、これを最初に考えた発想も含めて、本当に脱帽モノのすごいデモだなと感じました。
gettyimages は日本語化された状態のサイトも用意されていて、本体のページに移動すると、ロケールに合わせて日本語でサイトが表示されると思います。
人物を撮った画像だけでなく、風景や、動物たちを撮影したものなど、かなり高品質な画像素材が大量にあるみたいですね。
私は今回こちらのサイトを初めて知ったのですが、しかし今回のデモを見る限り、かなりウェブにおけるサービスとして、先進的な取り組みもしているところなんだろうなというのがわかります。
アイデアも含めて、非常に驚かされる部分の多いデモとなっています。
ぜひチェックしてみてください。