クリック型の探索アドベンチャーゲーム Rituals のウェブサイトはゲーム同様の雰囲気満点
ローポリゴンで表現された世界
今回ご紹介するのは、Steam で実際にゲームが配信されている RITUALS という探索ゲームのウェブサイト。
サイトにはトレーラー映像の動画へのリンクも用意されているので、そちらを見てみるとどのようなゲームなのか、雰囲気がわかるかと思います。
いわゆる「脱出ゲーム」のように、画面内の様々なアイテムなどをクリックしながらストーリーを進めていくタイプの、探索型のゲームですね。
ウェブサイトではゲームをプレイすることはできませんが、雰囲気はほとんど同じような感じで見事に再現されています。
スクロールに連動してカメラアングルが変化する
今回のサイトは、ゲームそのものをウェブでプレイできるようにしたものではありません。あくまでも、ゲーム自体は、Steam 経由でダウンロードしてプレイするネイティブなゲームアプリケーションです。
今回のサイトは、このゲームの雰囲気を見事に再現したビジュアルが見事ですね。
もともと、ゲームのなかの風景がかなりローポリゴンな雰囲気で統一されていることもあって、それをそのまま WebGL で立体化しても、負荷などはまったく問題ないレベルで実行できています。
もしかすると、利用している 3D モデルデータなどはまったく同じものを使っているのかもしれないですね。
コンテンツをスクロールさせると、それに合わせて背景を撮影しているカメラが動くようになっています。
画面内のドラッグ操作などで、任意にアングルを変更することこそできませんが、スクロールするとアングルが変化しそれまで画面内に映っていなかったものが見えてくるというのは、いかにもアドベンチャーゲームっぽい演出だなと感じます。
ゲームの雰囲気と同じように、薄暗く、ちょっと寂しげで不気味な雰囲気が、WebGL の描画も相まって見事に演出されていますね。
日本では「脱出ゲーム」というゲームのジャンルがありますが、あれとにような構成のゲームになっているようで、主人公はどこかの研究所で突然目を覚ますというストーリーのようですね。
施設の中を徘徊しながら、時には謎解きしつつ、ゲームが進行していくのだと思います。
残念ながら日本語のプラットフォームは提供されていないようですが、それほど台詞が多いゲームでも無いと思いますので、プレイすることもできそうですね。
評価も概ね高いようで、ゲームの賞を受賞した経歴もあります。
今回のサイトは、ゲームのタイトルを紹介するのみで、実際にオンラインでゲームをプレイできるわけではありません。また、実はそんなに新しいゲームというわけでもなくて、リリースされたのは昨年です。
サイトではゲームの雰囲気がとても見事に再現されているので、ウェブサイトを見ながらにして、ゲーム内の空気を感じることができる。その点が素晴らしいなと感じました。
これからどんなにハイポリゴンでリアリスティックな CG が主流になっていっても、二次元で言うところのドット絵のように、今回のサイトで使われているようなローポリゴンな雰囲気って、ずっと大切にされていくのかもしれないですね。
非常に動作も軽快で、とにかく雰囲気がいい感じです。
ぜひチェックしてみてください。