気合いの入り過ぎで一般人はただただ開いた口が塞がらない? Hublot 新作モデルの特設サイト

doxas : 2016-09-10 13:54:42

庶民のための商品じゃないです!

今回ご紹介するのは、スイス発祥の高級腕時計メーカー、Hublot(ウブロ)の新製品用の特設サイトです。

高級なブランドイメージが非常に大事にされているのか、ウェブサイトの仕上がりが、半端じゃない です。これまでにも、ブランドイメージが非常に大切な製品、たとえば、高級外車などのメーカーサイトでは、とてもハイエンドな WebGL 作品が公開されたりしていましたが、今回のやつはほんとに負けてないというか、むしろハリキリ過ぎだろ! と思わずツッコミを入れたくなります。

それくらい、高品質な、素晴らしい WebGL の作例になっています。

純粋に最高級のウェブにおける美しさを追い求めた結果

私は年がら年中、WebGL のことばかり考えている一種の変なおじさんなのですが、そんな私の目から見ても、今回のサイトはちょっと度肝を抜かれた印象です。

それくらい、非常に高品質なレンダリング、そしてお金のいかにも掛かっていそうな痺れるムービーが、サイト内の全てに隙間なく詰め込まれています。

これくらいのサイトを受注したら、いったいどれくらいの規模になるんだろうか……

とにかく、思わずお金のことが頭から離れなくなるようなとんでもないインパクトのあるウェブサイトです。

まずサイトに訪れると、背景にかっこいいフェラーリの映像が流れたシーンになっています。もうこのムービーからして、品質が普通にフル CG 映画かなと思わせるような出来栄えです。

一応、勘違いのないように先に言っておくと、このサイトは腕時計の新製品のサイトです。フェラーリのサイトというわけではありません。今回のサイトの配信元である Hublot は数年前からフェラーリとタイアップした製品を販売しているようなので、今回の製品もその一環なのでしょうね。

冒頭のサイトトップからは、品質を二種類選ぶことができます。

ハイエンドなマシンを持っているなら、迷わず「Full Experience」を選びましょう。最終的に描画される WebGL デモの品質がここでどちらを選んだのかによって変化します。

モードを選択すると、まずはイントロのムービーの再生からスタートします。

こちらのムービーでは、Hublot のロゴの入ったレーザースキャナーのようなオブジェが登場し、そのスキャナーの間を、爆音を上げてフェラーリが通過していくという演出が見れます。

ここは、WebGL ではなく、まだムービーシーンです。

スキャナーをフェラーリが通過すると、その情報を元に、今回のサイトの主役である腕時計が少しずつ組み上がっていく……というストーリーになっています。

コンセプトはフェラーリの高級感と精巧さなのでしょう。WebGL のリアルタイムレンダリングではないですが、ムービーもとてもかっこいいですね。

そして、ムービーが終わると、いよいよ WebGL による製品の詳細を参照できるリアルタイムレンダリングモードが始まります。

画面の下には、マウスでドラッグすることで移動させることができる、インジケータバーのようなものが表示されます。

このバーの上のアイコンをドラッグで動かしていくと、腕時計のムーブメントの様々な機能を詳細に見ることができるというわけですね。

画面内には赤いアイコンが映っていると思いますが、これをクリックすると、更に詳細に、パーツや機構の説明が表示されるようになっています。

バーの上のアイコンは左から右に向かって移動させることができるようになっていますが、これを一番右まで移動させたあとは、好きなようにマウスを動かして、様々な角度から時計を見ることができるモードに切り替わります。

透明な材質で中身が全て見えるデザイン。

車のエンジンを思わせる独特なムーブメントの形状と、それらが全て透けて見える独特なデザインがすごい迫力です。

three.js 製みたいですが、かなりレンダリングはきれいです。環境マッピングを駆使して、金属や、つるつるした表面の質感など、かなり本気で描画しているのが実物を見るとわかると思います。

とにかくその高級感溢れる雰囲気が、圧倒的な迫力を持って迫ってきますね。ここまで本気の WebGL デモはなかなかないと思います。かなり、使っている頂点の個数も多いと思います。

実際の製品の外観に近い質感を、どうにか極限まで再現しようとチャレンジしたんだろうなという感じがします。

Hublot というメーカー、個人的には今回のデモを見るまで知りませんでした。

それで調べてみたんですが、いわゆる王室と呼ばれるようなところの人たちが愛用しているタイプの、生粋の高級ブランドみたいです。どうしても気になったので、Hublot の公式サイトに行って調べてみたんですが……

今回のこの腕時計……6,000 万円でした!!!

丸が三個くらい多いですね!

やばいっす!

でもまあ、それだけの高級な商品を常に販売しているようなメーカーであることがわかれば、今回のサイトの品質の高さも、うなずけるような気がします。

とてもハイエンドで、なかなかこのレベルの WebGL 作品には出会えないと思わせるような、素晴らしい出来栄えになっています。

我々にはちょっと縁はなさそうな製品が主役ですが、ウェブサイトを通じて感じられるものや、得られるものも多いかと思います。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

MP-05 LAFERRARI SAPPHIRE

Hublot - Swiss Luxury Watches & Chronographs for Men and Women

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