オーストラリアの大手航空会社カンタス航空のウェブサイトにリアルな旅客機モデルのビューアが登場!

doxas : 2016-10-28 13:08:50

細部まで作り込まれた一作

今回ご紹介するのは、オーストラリアを中心に南半球では最大手となる航空会社、カンタス航空のウェブサイトです。

航空会社らしく、WebGL で描画されるのは旅客機です。

一見すると翼がしなりすぎのような気がするんですけど、実際はこんなもんなのかな?

旅客機は、当たり前ですが旅行などする人じゃないとあまりじっくりと観察する機会もないかと思いますが、今回のデモはかなり詳細な部分までしっかり作ってあって、単純に見ていて興味を引かれますね。

様々な見せ方で紹介してくれる

今回のコンテンツは、カンタス航空についていろいろな部分にまで言及していて、単にカンタス航空のサービスを紹介するのにとどまらない、非常に面白いコンテンツになっています。

3D で表現されるボーイングはとても質感が良くて、シンプルではありますが、それほど安っぽい感じはしません。

ある程度のマウスインタラクションを備えつつ、様々な視点からカンタス航空の歴史やサービス、その取組などを見ることができます。

画面の下のほうに並んでいる丸い画像のアイコンをクリックすると、写真や動画を交えて、文章つきの詳細な紹介ページを見ることができます。

また、機体の周囲にはグレーの色をした吹き出しのようなアイコンが浮いているのですが、こちらをクリックすると、ページ遷移はせずに 3D のシーンだけが変化するようになっています。

それぞれのアイコンの絵柄を見るとなんとなく想像がつくと思いますが、アイコンにちなんだより詳細な情報が 3D ビューつきで見られるようになっています。

この詳細モードがかなり凝った作りになっていて、中央を飛んでいるボーイングのモデルをそのまま流用するものだけでなく、別のモデルが登場して見せるシーンも用意されています。

機体の中がどんなふうな座席の配置になっているのかであったり、シートの装備がどのようになっているのかなど、こうやって三次元のビューとして見せてもらえると非常に直感的でわかりやすいですね。

上の座席の画像なんかは、正面から見るとわからないのですが、背面にはしっかりと後ろの席の乗客のためのテレビモニタなども備え付けられています。

包み隠さずというわけではないですが、かなり本物志向な WebGL 実装になっていると思います。

また、下の画像を見ると画面の左側に目盛りのようなものが縦に並んだ部分がありますね。ここはドラッグ操作すると白いアンカー部分を動かすことができるのですが、カンタス航空の尾翼に描かれた、各年代ごとのロゴマークを順番に見ていくことができるようになっています。

こういった社の歴史にまつわるような資料まで用意しているというのは、かなり面白いなと思いました。

カンタス航空は 1920 年ごろに創業した企業らしく、相当な歴史を持つ企業です。

上の画像で紹介した尾翼の歴史とかを見ると、1950 年ごろとかは、まだ今のようなジャンボジェット機ではなかったわけで、尾翼のロゴだけでなく、形も今とはまるで違っていて、なんだか歴史を感じる不思議な感覚を味わいました。

航空会社のホームページ、と一言で片付けてしまうにはあまりにも手が込んでいます。シンプルな CG でエフェクトなどはほぼ掛かってない状態ですが、逆にそれが、旅客機の機械らしさみたいなものをより印象強く見る人に与えるような気がします。

歴史を感じる資料なども含めて、本当に面白いサイトです。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Introducing the Qantas Dreamliner

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