これぞ真の「Web」GL! ウェブページとしての完成度が半端じゃない Collective Interlligence

doxas : 2016-11-04 13:50:27

いまだかつて見たことのないウェブサイト

今回ご紹介するのは、Collective[i] というアメリカの企業のウェブサイトです。

こんなことは軽々しく言うべきではないと思うのですが、あくまでも私の個人的な意見として、これほどまでに WEBGL なウェブサイトは初めて見た気がします。

WebGL とはその名の通り、ウェブで利用できる OpenGL 実装です。しかし、ここまで完璧に、ウェブページの本来持つべき機能と 3DCG が完璧に融合しているのは、もう異常だと思いました。

とても完成度の高い、素晴らしいウェブサイトに仕上がっています。

あらゆる面で高次元にまとまった脅威的完成度

今回の記事は、かなり個人的な感動が大きいので、無駄に煽るような書き方になってしまうかもしれません。しかし、そんな前置きをしたくなるくらい、このサイトを最初に見たときは驚きました。

ウェブページ、というよりもウェブにおけるコンテンツ配信の形が、現時点で最高に高いところを目指していったら最終的にどうなるのだろう……そんなふうに私はよく考えます。

少なくとも現時点での、ひとつの答えの形がこのウェブサイトにはあるような気がします。

ユーザーの起こすアクションに対するインタラクション、そしてクールで洗練されたデザイン、主張しすぎず、かといっておとなしすぎるわけでもない立体表現。

それらが渾然一体となったような、非の打ち所のない、ある意味では気持ち悪いくらいの完成度です。※個人の感想です

トップページは、この紙をぐしゃぐしゃに潰したような、クラフトっぽい雰囲気のシーンから始まります。

静止画では伝えられないのですが、常に波打つようなアニメーションが円形に動いており、白一面のシンプルなシーンでありながら迫力があります。

そして、ひとたびボタンを押してシーンを進めれば、ここからはもう驚きの連続という感じでした。

ロゴが唐突に浮かび上がってきたり、コンテンツをスクロールするたびにそのロゴの部分が砕けて少しずつ空気に溶け出していったり……

いちいちカッコよくてちょっとムカついてきます。※個人の感想です

どんどんスクロールしていくと左側のロゴが崩れるように消えていく。

また、コンテンツの一番上にスクロールしていくと、そこでメニュー画面が出てくるんですが、ここはパッと見た印象はメニューっぽくありません。

画面の右側に、半分くらいだけ隣り合う次のページのタイトルが見えるようになっていて、少しだけグレーアウトしている次ページのタイトルをクリックすると、画面の下の WebGL で描画されている部分も含めてまとめて横に動きます。

ここはうまく言葉で説明できないので、ぜひ実物をご覧になってみていただければと思いますね。

こういう形でメニュー機能に WebGL を利用するというのは、とてもいいアイデアだと思いました。

少しだけ「How Colle……」というように次ページのタイトルが右側に見えていますね。

それぞれのコンテンツのページでは、そのページのタイトルがまず画面の上部に表示されており、その下に、下向きの矢印が出ているのがわかるでしょうか。

この状態からはスクロールしていくことによってコンテンツを次々に見ていくことができるのですが、そこにほどこされたアニメーションは、2D と 3D を見事に組み合わせたものになっています。

2D 的な表現には CSS などをきちんと用途に応じて使っていますし、3D 部分は乱数をうまく利用することで、見る者を飽きさせないメリハリの利いた内容になっています。

割りとシンプルな幾何学的なオブジェクトしか使っていないのに、どうしてこんなにもかっこよく仕上がっているのだろうか……

すごいです。

WebGL は 2.0 の登場が間もなくというところに迫っており、今後もしばらくは様々な形での進化が続いていくでしょうし、新しい表現の形が次々と生まれていくと思っています。

ただ、WebGL が登場してからそれなりに長い年月が経過したことも事実であり、現在でもかなりの有用な、様々な活用方法が考案され、実装されてきました。

そんななかで、あくまでもウェブページとしての機能、ウェブのコンテンツとしての性格を考えたとき、今回のウェブサイトの WebGL の使われ方はひとつの究極系を示していると感じます。

3D 表現が主役ではなく、しかし、かといってそれが無ければこのウェブサイトは成立しないでしょう。

心底、驚きました。

それに、感動しました。

これほどのウェブサイトが存在するという事実だけで、ご飯がおいしく食べられそうです。※個人の感想です

多少、個人的な感情が盛り込まれすぎてしまった感は否めませんが、非常に完成度の高いサイトであることは間違いありません。

ぜひみなさんもチェックしてみてください。

リンク:

Collective Intelligence

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