あの名作ゲーム機が驚くような再現度で WebGL 版として登場! [ただし用法注意!]
厚みは初代じゃなくて GB ポケットかな?
今回ご紹介するのは、なんと実機と同じようにプレイすることも可能なゲームボーイエミュレータの WebGL 実装版です。
ゲームボーイというと、最近の若い人たちの中には、知らないという人ももしかしたらいるかもしれませんが、任天堂の携帯ゲーム端末として一時代を築いた歴史的ゲーム機ですね。
今回のデモでは、初代のゲームボーイのカラーリングを再現しており、サイズについては恐らくそれより一回り小さいように見えるので、たぶんゲームボーイポケットじゃないかなと思うのですが、実機と同じようにプレイすることもできる驚きの内容となっています。
版権的に大丈夫なのかが微妙な気がする
今回のデモをご紹介する前に、あえて一応書いておきます。
ゲームボーイに限らず、ゲームの製品版から ROM データを抜き出して、不特定多数に対してこれを配布するのは違法行為です。
今回のデモをご紹介するにあたり、ちょっと細かいところまで厳密な検証を行うのが難しいのでなんとも言えないのですが、その完成度の高さから言って、もしかすると ROM データの無制限配布や無制限公開とみなされ、場合によっては違法だと判断される可能性はありえます。国や地域によって多少の差はあるかもしれませんが、ROM データを抜き出して個人的に利用する以外の目的で利用するのは少なくとも日本の法律では違法行為になります。
パッと見た印象では、本物の ROM データを使っているのではないかと感じるほどに、よくできていますね。取得しているファイルを見ているとなんとなくバイナリっぽいファイルを持ってきているみたいですし、もしかするとマジもんの ROM データなのかもしれません。
ROM データが本物だとすると、それをダウンロードするのも違法になるはずなのですが、今回のやつが大丈夫なのかどうか、微妙なところです。もしこういうことに敏感というか、気になる方は、ページ開かないほうがいいと思います。(目的はどうあれローカルにデータが落ちてきていること自体は間違いないので)
本記事は、そういった行為を助長する意図はありませんし、場合によってはこの記事の公開を停止する可能性もあることを一応書いておきます。
さて、ちょっと堅苦しい前置きをしてしまいましたが、デモそのものは非常に良くできています。
三次元のビューは three.js を使っているようですが、質感の面だけを見るとそこまでハイクオリティなものではありません。しかし、モデルの形状や、画面に映し出されるゲームの様子などがとてもリアルなので、本物のゲームボーイを触ったことがある世代にとってはなんとも言えない懐かしさが感じられるでしょう。
私も布団の中に隠れてこっそりゲームボーイをやっていた小僧時代でしたので、完成度の高さにびっくりしました。
画面の左側のドロップダウンリストに、対象となるゲームタイトルが一覧になっています。
日本でも知られているメジャーなタイトルがいくつかと、海外のタイトルと思われるものがいくつかありますね。
3D ビューは割とよくある操作が普通に行える感じになっており、ドラッグ操作で視点を動かしたり、マウスホイールの操作でズームイン・アウトが行えたりします。
背面とかを見ると、きちんとカートリッジも刺さっていて妙にリアル。
実際にいくつかのタイトルを読み込んでみた様子が、下の画像です。
初代ゲームボーイのスーパーマリオランドとか、ほんと懐かしいなこれ……
残念ながら音は再生されませんが、カーソルキーやいくつかのキーを使って普通にプレイすることができます。
ドクターマリオやボンバーマンなんかもありますね。
うーん、これはやっぱり本物の ROM データなのかな……検証する方法とか、あるんですかね。実機を持ってる人なら、ROM データを吸い出してみてバイナリレベルで比較すればわかるんでしょうけどね。ちょっとここではそこまでの厳密なチェックはしてませんので、上でも書きましたが、怖い人はページ開くのやめておきましょう。
ゲームはたくさんの人を楽しませ、同時に、いつまでも忘れることのできない楽しい思い出を与えてくれます。
海外にももちろんそういう人は多くいるのでしょうから、今回のようなコンテンツを作りたくなってしまう気持ちは大いに理解できます。
ただ、再三書いているとおり、ROM データを吸い出して配布するのも、それをダウンロードするのも日本では違法なので、その点は十分に理解した上で利用してください。
この記事では違法行為を助長するつもりも擁護するつもりもありませんが、そのような指摘がしかるべきところからあった場合は、すぐに記事を非公開、もしくは削除します。
WebGL の実装としては非常に単純な 3D 表現しか利用していないので、その点での技術的な言及すべきポイントは特になさそうです。