鳥になったような気分で大草原を飛ぶ! クオリティ選択も可能な WebGL の大草原 Terra がすごい
大画面なら迫力も倍増!
今回ご紹介するのは、WebGL を利用して、風に揺れる草が敷き詰められた大草原を再現したコンテンツです。
比較的 3DCG のテーマとしてはよく目にするものではあるのかなと思いますが、かなり迫力のある風景と自然なカメラワークが非常によくできた一作となっています。
できるだけ大きな画面で見たほうが迫力が増すだろうなとは思うのですが、クオリティの選択を最初に行うこともできるため、モバイル端末などでも問題なく閲覧が可能となっています。
任意の負荷レベルを選択して見てみよう
今回のコンテンツは最初のロードが終わった直後に、品質設定を行う画面が出てくるようになっています。
モバイル端末の他、ラップトップやゲーミングマシンなどの、それぞれのスペックに合わせた自動調整を行なってくれるようになっていますが、別途個別に設定のオン・オフのなどを自由に行うこともできます。
できるだけ大画面で、かつハイエンドな設定にすれば、大迫力の草原ビューを楽しむことができます。
iPhone7 とゲーミング PC が同列ってのは正しいのだろうか……
アンチエイリアスなどを設定しなければ、その分負荷が下がると思いますので、ご自身の環境に合わせた選択を行なっておきましょう。
設定状態を確認したら、画面の下にある START ボタンをクリックすると、デモが始まります。
デフォルトの状態だと、カメラワークがオートモードになっており、方って置いても勝手にカメラが動きます。このオートモードのカメラワークが結構よく考えられた軌道に設定されており、スケール感などを感じられる様々な角度からの景色を楽しむことができます。
かなり拡大した状態でキャプチャしてしまうと、さすがに葉の様子がいかにもポリゴンという感じですが、実際にはアニメーションしているので、それほど不自然さは感じないはずです。
また遠巻きに眺めているときの、草が風にそよぐ様子など、とても自然で美しいですね。
いわゆるポストエフェクトのような、画面全体に対しての特殊な付加表現はされておらず、純粋に、草が風に揺れる様子を楽しむ感じの内容となっています。
まるで鳥になって草原を颯爽と飛び回っているような、そんな開放的な気分になりますね。
今回の作品は、余計なオブジェクトはほとんど出てきません。
ひたすら地形と、草だけです。
また、エフェクトやシェーディングには寄っていない分だけ、草をいかに自然に動かすか、というところに対するこだわりを感じる作品となっています。
エフェクトバリバリの近未来感たっぷりなデモもかっこいいですが、こういったシンプルに大量のオブジェクトが描画される系も、迫力があってすごくいいですね。
実際こういうのはあまりデモの数は多くないので、非常に貴重な作品かなと思います。
とても迫力と開放感に溢れる、楽しい作品です。ぜひチェックしてみてください。