Wordpress にプラグインを追加するだけで独自の 3D モデルビューアを簡単に埋め込みできる Canvasio3D

doxas : 2017-02-05 14:25:47

Pro 版はシーンのカスタマイズも可能

今回ご紹介するのは、当サイトとしては珍しい内容になるかなと思いますが、Wordpress 用の WebGL を使ったモデルビューアのプラグインです。

Pro 版は有料ですが、同時に公開されている Light 版のほうは無料っぽいですね。それに、Pro 版のほうもトライアルデモが用意されているみたいなので、自身の環境に一度入れて動かしてみるということもできるようです。

Pro 版のほうには結構いろいろなことができるシーンカスタマイザが付属しているみたいなので、独自のモデルをお気に入りのシーンにカスタムして表示することができるみたいです。

ちょっと個人的に Wordpress そのものがよくわかってないのですが、公式で用意されているドキュメントを見る限り、かなり簡単に導入できそうです。

独自のデモ作品制作用というよりはモデルビューア

今回のプロダクトは、有料の Wordpress プラグインということもあり、かなりしっかりサポートがついているみたいです。開発しているのはドイツの方っぽいですが、英語のサポートと、なぜか中国語に対応しているみたいですね。

公式サイトには、基本的には英語でいろいろと書かれている感じで、開発もまだまだ継続して行われているプロダクトとなっています。

トップページのところには、実際にこのプラグインを使って埋め込みビューを作るとどうなるのか、そのデモが置かれています。

アニメーション付きのモデルを描画できることがわかります。

対応しているフォーマットを見ると、STL などの静的なモデルデータはもちろんのこと、主要なモデルデータに対応している他、FBX なども一応名前が書いてありますね。

最初のトップのデモがアニメーションしていることを考えると、そのあたりもある程度はサポートされているのかもしれません。

また、Pro 版のほうに付属しているカスタマイザを、実際に操作している様子を動画としてキャプチャしたものが置かれていて、これを視聴しながら操作感などの雰囲気を掴むことができます。

これを見る感じだと、インポートしたモデルにどのような質感を与えるのかの設定や、表示する位置や大きさの設定、地面と背景の設定などがカスタマイザ上でリアルタイムに編集できるようです。

それほど 3D のプログラミングをしたことがなくても、これだけ豊富なインターフェースが用意されていれば、独自のシーンを構築するのも簡単そうです。

組み込みで用意されているテクスチャ類はどれもなかなか良さそう。

Wordpress を使ってサイトを構築していて、自分でモデリングなどを行っている方であれば、自身の作品を簡単に WebGL で表示できる今回のようなプラグインは、かなり便利に使えるのではないでしょうか。

私自身が WebGL を JavaScript でガリガリ書いていくタイプなので、なかなかこういったプロダクトに言及すること自体が少なくて恐縮ですが、動画などを見てもかなりしっかりと作り込まれていることが見て取れます。

3D の「インタラクティブな映像作品」としてのグラフィックス描画が目的となると、今回のプラグインは用途に合っていないと思います。しかし、3D データを気軽にプレビューし、しかもシーンを構築するカスタムも行えるとなれば、3D の開発はちょっと難しいというモデラーさんなどでも導入しやすいと思います。

英語ベースですが、サポートもしっかりしていて、ドキュメントを見ればほぼ全ての使い方や導入方法が掲載されていることも確認済みです。

Light 版は埋め込み機能のみの提供っぽいですが、無料で雰囲気を試すことはできるみたいなので、そちらから導入を検討してみるというのもいいかもしれません。※私は Wordpress よくわからないので自己責任でお願いします!

もしこのようなプロダクトに興味があるのであれば、チェックしてみてはいかがでしょうか。こういった事例が少しずつ増えて、より WebGL が、ウェブにとって身近な存在になっていってくれるというのは、素晴らしいことだよなと思いました。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Canvasio3D Pro - 3D Web-Development

share

follow us in feedly

search

search

monthly

sponsor

social