RL Grime のウェブサイトに見る不思議で神秘的なシェーダアート風 WebGL デモがすごい
有名な音楽プロデューサーのウェブサイト
今回ご紹介するのは、アメリカで非常に人気の音楽プロデューサー RL Grime のウェブサイトです。
本当に申し訳ないのですが、この RL Grime について私は予備知識が全然なくて、もしかするとちょっと間違ったこと書いてるかもしれないのですが、調べてみた感じではアメリカで EDM や Trap というジャンルのプロデューサーとしてかなり成功されている方のようです。
Twitter のフォロワー数も現時点で 20 万近くまでいってますし、日本にも来たことがあるようです。
そんな音楽プロデューサーのウェブサイトには、とても不思議なビジュアルのシェーダアート風のデモが置かれています。
明と暗が織りなす不思議なビジュアルが魅力
今回のウェブサイトは、ページを開いた直後から音楽が再生されるようになっているので気をつけてください。
そして、再生される楽曲に合わせてシェーダで描かれるシーンも徐々に雰囲気や描画スタイルが変わっていき、見る人を飽きさせません。その描画結果はなんというかちょっと変わった色合いで、複雑に色が混ざり合っています。
パーティクルのようなものが尾を引きながら移動していくんですが、これらは主に赤というかピンクっぽい色ですね。背景は緑とか青に近い色です。
この画像をキャプチャしたときは、一切画面上でマウスカーソルを動かさないようにしていました。
というのは今回の作品は結構マウスから受けるインタラクションが大きいので、あえて、なにも干渉を行っていない状態でキャプチャしたかったからです。
デモの実行中は、シェーダによって描かれるいくつかの要素がマウスカーソルの位置に応じて変化するようになっていて、パーティクルの進行方向が変化したり、エフェクトの掛かり方が変化したりします。
マウスをぐりぐり動かしてみるのもまた、面白いと思います。
一見するとサウンドビジュアライザっぽい実装にも見えるかと思いますが、音に反応してなにか動くような仕組みは入っていないようです。
どちらかというと demoscene とかにあるような、音楽の進行に合わせて描画結果が遷移していく映像作品、という感じ。
幾重にも折り重なった描画のアルゴリズムが、複雑で幻想的な雰囲気を作っています。
小さな効果を何重にも組み合わせていくというのはシェーダアートの定石ですが、独特なセンスを感じる非常に面白い作品だなと思います。
RL Grime というのは芸名だそうですが、彼は本当に人気のある方らしく、日本語の記事で来日を喜ぶ内容のものなんかも、彼について調べているとチラホラ出てきます。
もしかしたら、このサイトも彼のファンの方が作ったんでしょうか。
あんまりサイト内に情報が無いのでわからなかったのですが、少なくともそのビジュアルの不思議な印象は、一見の価値があると思います。
シェーダによって描き出される複雑な質感などに興味があるのなら、実際にサイトに行ってマウスカーソルをぐりぐり動かしながら観察してみるというのも、いいかもしれません。
ぜひチェックしてみてください。