フランス在住で Shadertoy の常連 Fabrice Neyret さんのシェーダ作品が堪能できるカタログページがすごい!

doxas : 2017-06-07 14:09:14

ウェブページはちょっとレトロな雰囲気

今回ご紹介するのは、フランス在住で博士号を持つ研究員である Fabrice Neyret さんのウェブサイトです。

彼は Shadertoy の常連なので、もしかしたら、Shadertoy のアイコンを見たことがあるという人も多いかもしれません。

グラフィックスをテーマに研究などをされている方で、GPU Gems への共同執筆の参加経験も持つ、バリバリの本物です。彼の生み出すシェーダ作品は、どれも味わい深いものばかり。そんな作品を一気に閲覧できる、そんなページになっています。

サイトの作りはちょっとレトロな感じですがシェーダはどれも神がかっているので必見です。

どうやって実現しているのかわからないもの多数

こんなことを言うと一部の界隈から怒られてしまうかもしれませんが、私は本格的にグラフィックスや 3D 数学を勉強した経験が無い素人なので、彼の作品の多くについて説明できるだけの知識がありません。

しかしそれでも、それらの作品のすごさはなんとなく感じることができるつもりです。

彼のウェブサイトはとてもアカデミックな感じというか……あまり装飾などはなく、ちょっとレトロな昔ながらのウェブページという感じです。

しかしそこに掲載されているシェーダ作品はどれもすばらしくて、見ているだけで、本当に楽しいものばかりです。

どちらかというと、抽象的な感じのグラフィックスが多いですが、これがシェーダでプロシージャルに生成されたビジュアルだと思うと途方もないすごさを感じますよね。

実は今回のサイトは、その名も「Shadertoy catalog」となっていて、彼の作ったシェーダ作品のカタログのような位置づけです。

彼は博士号を持つガチのグラフィックス技術の研究者でもあるので、その作品には必ず何かしらのテーマがあり、このカタログの上位に掲載されているもの以外にも、たくさんの実験作などが Shadertoy には置かれています。

しかし本当に作品の数がすごいです……

上の画像にあるようなサムネイルが、今回のページでは下にスクロールすると次々と読み込まれて表示されていきます。

これらのひとつひとつが、Shadertoy の埋め込み機能を利用したものになっているので、その場でサムネイル画像をクリックすることで、即座に実行させリアルタイムなグラフィックスとして閲覧できるようになっています。

上の画像とかだと、画面の中央当たりのやつがまさに実行中なのですが、静止画じゃまあわかりにくい(笑) 中央やや上あたりに、Shadertoy の埋め込み用インターフェースが出てるやつがあります。わかりにくいけど……

また、当たり前ですがその埋め込みインタフェースからさらにタイトルなどをクリックしてやると、Shadertoy 上の該当ページを開くこともできます。

以下は、プロシージャルに渦巻き模様がスクリーンを満たしていく不思議な作品。

私個人は、親しみと尊敬の念を込めて、凄まじいシェーダ作品を生み出すひとたちのことを「シェーダ芸人」と呼んだりしますが、今回ご紹介したような凄腕の研究員さんたちが、日夜その研究結果やインスピレーションを吐き出しているわけですから、Shadertoy というところは本当にすごいところだなとあらためて感じます。芸人とか言ったら失礼ですね! すいません!

理論や仕組みを理解することがたとえ難しくても、その作品を見て、感動することは誰にとっても平等に自由です。

また、Shadertoy では、意味がわかるかどうかは別として、そのグラフィックスを生み出しているコードを見ることだってできます。

私のような凡人にはちょっと難しくて無理ですが、第一線級のグラフィックスの専門家が生み出すシェーダの世界に、ぜひ触れて・感じて・楽しんでみていただけたらと思います。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Fabrice's shadertoys catalog

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