VR コンテンツをブラウザベースで制作できる Visor で作られた美術館のバーチャルツアーコンテンツ

doxas : 2017-10-05 14:09:01

リソースがかなり多いのでそれだけ要注意

今回ご紹介するのは、Visor と呼ばれるブラウザベースで VR コンテンツの制作が行えるサービスを利用した事例のひとつ。

VR 界隈では時折耳にするサービスなので、もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、Visor を利用すれば比較的簡単に、誰でも VR コンテンツを制作することができ、それをそのままブラウザでシェアすることができます。

今回のコンテンツはフィンランドにある美術館が舞台で、その所蔵作品をバーチャルツアーで閲覧できるというもの。

表示する対象が美術館の絵となるため、どうしてもダウンロードするリソースの容量が大きくなりがちなので、その点だけ注意しましょう。

有名な作者の名前も見かける歴史ある美術館

今回のコンテンツは先程も書いたとおりでダウンロードにかなり長い時間を要します。

こればっかりはどうしようもないので、じっくりと腰を据えて閲覧できるような、時間のあるときにご覧いただくのがいいと思います。恐らく、Visor のアプリケーションとして最低限必要なリソースだけでも結構な容量があり、そこにさらに高画質なテクスチャ用画像をたくさん持ってくることになるので、ちょっと長い待ち時間になってしまうのだと思います。

一度ロードが完了してしまえば、動作そのものは快適です。

いわゆる VR 系の WebGL コンテンツによく見られる直感的な操作で、PC のみでも閲覧可能です。Visor は WebVR にも対応しているので、もし対応環境をお持ちでしたら HMD を使っての本格的な VR モードでの閲覧もできます。

Ateneum 美術館(アテネウム?)というのがこの美術館の名前のようですが、フィンランドでも最大級の規模を誇る、フィンランドの国立美術館みたいですね。

ゴッホやセザンヌといった、近代の有名な画家たちの作品も所蔵しているようで、実際にバーチャルツアーでもそれらの作品を見ることができます。

全ての作品に注釈がついているわけではないのですが、有名な作品には、作品のとなりに吹き出しのようなアイコンが出るようになっていて、詳細な情報を見ることができるようになっています。

このときプレビューで表示される画像がかなり高解像度なので、恐らくこのあたりがダウンロードの待ち時間に影響しているのでしょうね。

でもその分、実際に VR モードで閲覧したときには高品質な画質で楽しめると思います。

一部の作品には、解説用のアナウンス音声が付いている場合もあり、内容は結構本格的なものとなっています。

ちょっと調べてみた感じだと、アテネウム美術館、というキーワードで検索したときに観光スポットとしてのコンテンツが多く出てきたので、知っている人は知っている、有名な美術館なのでしょう。私は全然知りませんでしたけど……無知……

実際に本物を眺めているほどにリアル、とまではさすがに言い切れないと思いますが、少なくとも館内の雰囲気は十分に感じられるでしょう。

また有名作品にまつわる解説なども、じっくりと見てみると大変興味深いです。

今回の作品の難しいところは、やっぱりダウンロード待ち時間ですね……

こういった博物館や美術館を扱った VR コンテンツは、一般の、あまり VR に興味のないユーザーや IT リテラシーの低いユーザーにとってもわかりやすくて、個人的にはすごくいいと思うのです。ただこれだけダウンロード待ち時間が長いと、どうしても離脱してしまう可能性が高くなってしまうのだろうなと、感じずにはいられませんでした。

Google という巨人が、Google Earth などを使ってどんどん凄まじいコンテンツを出してくるなかで、中小規模でどんなふうに VR を活用していけばいいのか……

その明確な答えというのはなかなか一意に定めることは難しいですが Web を介して手軽に提供していくという方向性は十分に戦略としてはアリだと思います。

美術館に実際に足を運ぶのは難しいですが、こんな形でブラウザ越しに疑似体験できるというのは、とてもいいことだと思います。Vizor のようなツールやサービスを利用しつつ、より多くの人や企業が、WebGL や WebVR で有意義な体験を提供できるようになるといいなと思いました。

若干ダウンロードは待ちますが、いろいろな意味で面白いコンテンツになっています。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Virtual Tour • Finnish National Gallery

Build the Immersive Web with Vizor

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