
その圧倒的なボリューム感にただただ脱帽する……Star Wars と LEGO ブロックがテーマの VR コンテンツ
圧倒的すぎて笑うしかなかった……
今回ご紹介するのは、みなさんご存知 LEGO ブロックと、Star Wars をテーマにした WebGL 製の VR コンテンツです。
VR とは言いつつも、実際には PC で普通に閲覧することが可能で、WebVR に対応したものではなさそうです。ではなぜ VR というキーワードを使っているのかと言えば、いわゆる「モバイル VR」対応という形になっており、スマートフォンなどを用いたジャイロセンサーによる疑似 VR 表現に対応しているからですね。
Google Cardboard のようなモバイル端末を VR デバイスのように扱えるアイテムを用いることで、より臨場感のあるコンテンツとして楽しめるようになっています。
PC での閲覧もまったく問題なく動作しますし、なによりものすごいボリュームがあり、コレを作るのにいったいいくら掛かったのか……と思わず邪な想像をしてしまいたくなります。
全天球動画と WebGL を併せて活用した素晴らしい内容
今回のサイトは、先にも書いた通りでスマートフォンを利用したジャイロセンサーによる制御に対応しています。これを PC のブラウザで閲覧する場合は、マウスを使った直感的な制御が行なえますので、そのあたりで戸惑うことは少ないと思います。
サイトのトップページ部分から既に WebGL を用いたシーンになっているのですが、動画と 3D モデルを使った描画とが複雑に組み合わさっているので、一見すると 3D モデルがあるかのように見えていても、実際には動画が再生されているだけ、という場合もあります。
ただ、単に動画を再生しているというよりは、全天球のオブジェクトに対して動画テクスチャをアタッチしている状態となっていて、動画の再生中も視点を自由に動かすことができます。
全天球動画を使ったモードのワンシーン。
どちらかというと、子供でも楽しめるような内容、というところが重視されている感じで全体的に楽しい・かっこいい感じの内容ですね。
動画の再生がひとだんらくすると、今度は空中にパネルのようなメニューが浮かんでいるシーンになります。
ここでは 001 から 008 までのミッションが掲載されていて、それぞれにちょっとしたミニゲームが付属しています。
このミッションをクリアしていくと、どんどん今回のサイトのメインテーマである Star Wars の LEGO 製品がコレクションできる感じですね。
そして、ここからがマジで驚きなのですが、このミニゲームがどれもすごくよくできているんですよね。
たとえば、下の画像は 001 のミッション中の様子なのですが、このシーンは宇宙船の一種であるポッドが主役。このポッドを左右に動かして、奥の方から飛来してくる LEGO ブロックを少しずつ拾っていきます。
そうすると、一定までブロックを拾った段階で、サークル状に並べられている各種パーツが徐々に揃っていき、ポッドが少しずつ本来の形になっていくんですね。
素材を集めるとポッドが完成するという、LEGO ブロックの本来の遊び方にも似た「組み上げていく」仕組みを使ったミニゲームというわけです。これは面白い……
もちろんこれらのシーンは、常に WebGL を利用した 3D のレンダリング結果として描かれます。
光るようなエフェクトが掛かっていたり、効果音がド派手に響いたり、とにかくプレイしていて楽しい気持ちになれることうけあいです。
さらには、完成したオブジェクトをテーマにしたショートムービーまで用意されていて、そのときに組み上げたオブジェクトにちなんだ映像が、またしても全天球動画の VR モードで閲覧できます。
これが 001 から 008 までの全てで用意されていて……
まじでどんだけお金かけてるの……
レゴ・ブロックは、みなさん既にご存知のとおりで表面に凹凸がついていますよね。
3DCG で描かれるブロックの突起部分も、下手にバンプマッピングとかを使うわけでもなく、きちんと 3D 形状として立体的になっています。
透明のパーツの質感や、光ったりするエフェクトも含めて、単純に手の込んだ素晴らしい WebGL 製コンテンツになっています。そこにさらに動画や VR といった要素を詰め込み、とても楽しいサイトになっていて本当に驚きました。
久々に、これまじやべえなってリアルに声が出ました……
大人でも十分楽しめる内容ですし、技術的にも、注目すべきポイントがかなり大量に詰め込まれています。
ぜひチェックしてみてください。