物理演算を用いたボクセルデモや一風変わったサウンドビジュアライザなど不思議な作品がたくさん!
これが JS Ninja の実力……
今回ご紹介するのは、自ら JS Ninja を名乗る Daniel Esteban さんのウェブサイトです。
ポートフォリオサイトというよりは、作品を公開しているサイトという感じが強い今回のサイトには、現時点でもたくさんの作品が既に公開されています。
その内容もゲームのようなものからサウンドビジュアライザまで、様々です。
実験作という感じのものが多いのですが、その独特な感性はちょっと不思議な、しかし興味深い仕上がりになっています。
独自の世界観に触れてみよう
今回のサイトは、目新しい技術をバンバン使っているということはあまりないのですが、その作品の雰囲気と言いますか……テーマが結構変わったものが多いように思います。
個人的にはこういった「楽しんで作品に取り組んでいる感じ」が伝わってくるのはすごくいいことだと思いますし、フィードバックを受け付けたり、あるいは操作の説明を出したりと、結構ユーザーフレンドリーな作りになっているところにも好感が持てます。
恐らく、作者ご自身も、ゲームが好きなんでしょうね。
そういう感じが、どこか作品からも伝わってきます。
サイトに置かれているゲーム風のコンテンツは、ボクセルのフィールドが必然某ゲームタイトルを連想させるものや、シンプルな1キーで操作できるジャンプアクションなど、いろいろです。
本当に、なんというかいろいろあるので、評価が難しい(笑)
ただ全体的に実験作という感じが強く、あまりゲームタイトルとして作り込まれている感じではないですね。
でも、ユーザー登録をしてオリジナルデータをブラウザ上で編集したりできるようにも作ってあったりして、結構手が込んだ作りの物が多いですね。
物理演算を利用した作品もいくつか。
FPS のような感じで、一人称視点で操作する作品が多いのですが、動作はどれも結構スムーズな感じがします。
物理演算系の作品では、うまく操作してやると空を飛ぶこともできるので、ただ箱が積んであるだけなのに、なんか楽しくてついつい何回かやってしまいますね……
単純に、いわゆるデモシーンのような感じでアブストラクトなオブジェクトが描かれるだけの作品とかもあって、いろんなことに挑戦してらっしゃる方なんだろうなっていうのを感じます。
個人的には、それが実験的な作品であっても、こうしてどんどんアウトプットすることってすごく良いことだと思いますし、なんだか応援したい気持ちになります。
ポストエフェクトを用いるとか、そういうレンダリングの美しさを追求したような作品はほとんどなく、主にゲームの足回りを作っているような感じの作品が多いです。
とは言え、途中でも書いたように、一種のウェブサービスとしての体裁が全て整っているものなどもあり、かなり丁寧に作られているのが印象深いです。
私個人も、実はプログラミングを始めたきっかけというか動機って、結構ゲーム制作っぽいものに対する憧れがあったような気がします。そんな初心者のころを想起させるような、味わい深い作品がたくさん公開されていて楽しい気持ちになれました。
あまりフロントエンドのウェブサイト実装に役に立つ内容は多くないかもしれませんが、非常に個性的なサイトになっていると思います。
気になる方は、チェックしてみてください。