PlayCanvas 製の見下ろし型多人数同時プレイ・オンラインシューティングアクション Robostorm
熱いバトルが展開される本格派
今回ご紹介するのは、PlayCanvas を使った本格的な WebGL 製のオンラインゲームです。
内容は見下ろし型のシューティングアクションで、マウスカーソルで狙いを付けてショットを放ったり、WASD キーを使って移動したりといった操作が可能になっています。
世界中のプレイヤーとオンラインで通信しながら対決できるようになっていて、この手のゲームが得意ではない私はすぐに爆死しました(笑)
装備を変更し強化することもできる
今回のサイトは、PlayCanvas を使っているようですが表向きにはそれが垣間見える部分はほとんどなく、何の予備知識もなくサイトに訪れたひとにとっては、普通にオンラインで対戦することができるシューティングゲームに見えると思います。
私の第一印象としては結構読み込みが軽かったので Unity だとしたらすごいなあと思ったんですが、よくよく見てみたら PlayCanvas でした……
ゲームをプレイしている最中も、動作を重いと感じることはほとんどなくてかなりスムーズに動作しています。
時折、爆発のエフェクトが発生した瞬間などに一瞬カクつく感じがある場合もありますが、概ね、全体的には軽い動作といっていいと思います。
ゲーム中は、プレイヤー名の色に応じてスコアが蓄積していくようになっていて、一定の時間内でどれだけ多くの敵を撃破できるかを競う内容になっています。
WASD キーで自機を操作しながら、カーソルで狙いを定め、左右のクリックで武器を発射して戦います。
一部、陣地を制圧することで XP と呼ばれるポイントが貯められるようになっていて、XP を用いて自機をアップグレードしたりすることもできるようですね。
結構凝った作りです。
武器の中にはマシンガン風の基本装備の他、ロケットランチャー的なものや火炎放射器のようなものがあるようで、私はそれらを装備したどこかの誰かにあっさり破壊されました(笑)
私はなんというかコントローラーで操作するゲームしかほとんどしたことがないので、WASD キーで移動する系はちょっと苦手で、マウスでエイミングするのもうまくできないし、完全にカモられ役に徹してる感じになってましたね。
私が接続したタイミングでは、常時誰か他のプレイヤーがいる感じだったので、まだまだオンライン対戦を楽しめると思います。
二人のプレイヤーから追い詰められる doxas 氏。
冒頭で、読み込みが軽かったと書きましたが、それでも多少の待ち時間はありますので、数秒でいきなりプレイ可能とかになったりするわけではありません。とは言え、数十分待たされるとか、そういう次元ではまったくありませんので、大して待ち時間を気にするほどでは無いと思います。
また、PlayCanvas の美しいレンダリングエンジンを使った描画結果はなかなか見事で、爆発後の地面に残る煤(すす)の模様、飛び散る薬莢や爆炎のエフェクトなど、かなり細かいところまでしっかりキレイにレンダリングされています。
影もかなりキレイに出ていますし、こういうのは自分で WebGL で書くとなるとかなり大変なので、やっぱりゲームエンジンは偉大だなあとあらためて感心しました。
またオンライン対戦の要である通信周りも、基本的におかしな挙動をする場面には出くわさなかったですし、かなり安心してプレイできると思います。
個人で制作するタイプの WebGL のフロントエンドの実装とはかなり趣が違う作例ですが、単純にゲームとしての完成度が高く、非常に面白いです。
ぜひチェックしてみてください。