こんなウェブサイト見たこと無い!? 個性的で独創的なセンスが光る Studio Regale のウェブサイトがすごい

doxas : 2018-06-15 14:03:08

どこかノスタルジックでなおかつポップ

今回ご紹介するのは、アムステルダムを拠点にするクリエイティブ・デジタルスタジオ Studio Regale のウェブサイトです。

WebGL の実装としては Pixi.js を使っており、主に二次元的な演出が非常に素晴らしいウェブサイトとなっています。

直接 3D を描画する場面こそありませんが、擬似的に奥行きのある空間を演出するデザインがなされており、見る人に常に新鮮な感覚を与えてくれます。

非常に完成度の高い、独創性のあるウェブサイトだと思います。

嫌味の無い、童心のいたずら心のような演出の数々

今回のサイトを見た印象は、もしかするとその見た人それぞれに、まったく違ったものになるのかもしれません。私自身には、どこか懐かしいというか、極端な言い方をすれば牧歌的な印象のようにも感じられました。

ゲームで例えるなら MOTHER シリーズが持っているような雰囲気とでも言えばいいのでしょうか……

なんとなく懐かしい、しかしデジタルな表現として古臭いわけではないんですよね。

とても不思議な、見たこともないようなサイトだと私は感じました。

トップページでは、吹き出しを上手に活用した対話的な演出がなされています。

ページ内のどこかをクリックすると、突然そこに穴が開いて向こう側が見えるような感じの隙間ができ、そこに吹き出しが出てきて短いメッセージが表示されます。

メッセージは連続でクリックしていくことで、まるでゲームの会話のシーンのように、少しずつ文章が現れてくるスタイル。とても気さくで、柔らかい印象のメッセージが多いような気がします。

すべてのパーツは突然パッと現れるのではなく、なにかしらのアニメーションを伴って登場してくるようになっており、ページ内のあらゆるパーツのひとつひとつが意志を持っているかのようにリアリティのある存在感を放っています。

そして、トップページから WORK のページに移動すると、シームレスに場面が変化し、こちらも独特なレイアウトの構造に変化します。

なんというか、ページに置かれている様々な要素が絶えず動いているせいなのかなと思うのですが、本当にどこかゲーム的な雰囲気を感じさせる部分があるように感じます。

実装する側の気持ちになって考えてみると、このような動的なアイテムの多いウェブサイトを構築するのは簡単なことではないだけに、とても手間が掛かっていることが想像できます。

かといって、なんというか技術を見せびらかすという感じでもないんですよね。

遊び心に溢れた演出の数々は、本当に見ていて楽しい気持ちにさせてくれるものばかりです。

STUDIO のページに移動するときの演出などは、本当に圧巻ですね……

静止画で見てもよくわからないと思いますが、この演出はほんとに見事です。

一般的な理解がどうなのかはわからないですが、個人的にはウェブサイトって国民性というか、その組織のひとたちの持つ雰囲気以上のなにかが表れてくるようなイメージがあります。

温かい雰囲気なのか、クールな印象なのか、それとも尖った印象なのか……

それはもちろん様々なケースがあるとは思うのですが、今回のサイトからはすごく楽しい、そしてじんわりと温かい気持ちが伝わってくるように思いました。

WebGL の技術的な面で言えば、非常にダイナミックなアニメーションや、細かい部分にまで工夫の凝らされたシンプルなインタラクションなど、メリハリのある使い分けが見事だなと感じました。

簡単そうで手間ひまが異常に掛かるタイプの技術がたくさん使われているので、ひとつひとつの動作に個別に注目しながら観察してみるのもいいかもしれません。

非常に素晴らしいサイトになっていますので、ぜひチェックしてみてください。

リンク:

Studio Regale

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