Wikipedia の更新状況を取得し地球儀の上にマッピングした可視化事例 Wiki Edits が面白い
Wiki 編集の活発な地域が見えてくる
今回ご紹介するのは、WebGL の事例としては非常によくあるタイプですが、地球儀(グローブ)上にデータをマッピングするタイプの可視化事例です。
今回のサイトでは、Wiki の更新状況、というのが可視化されるデータにあたります。
時間の遷移を反映した可視化になっているので、どのくらいの頻度で、各地域で Wiki が更新されているのか、その頻度を可視化されたビジュアルをとおして感じることができます。
時間の経過がポイント
世の中にあるビッグデータ等の可視化事例はいろいろなものがありますが、単に時間の経過を考慮せずにドカッとデータをマッピングするタイプのものと、時間の経過を考慮して状況が刻一刻と変化するタイプとがありますよね。
今回の可視化事例は後者にあたり、インタラクティブ性と時間の経過によるビジュアルの変化とがうまくコンテンツとしてまとめられています。
サイトを開くとすぐに可視化がスタートするのですが、一応、過去1時間や過去12時間など、期間を区切ることもできるようになっています。
編集が行われた箇所には、アルファベットの「W」の文字が書かれたアイコンがポコンと浮かんできます。
このとき、海が近い地域の場合は、海の部分にメッシュ状のラインが現れ、大きく水面が波打っているかのように動きます。
実際に水面があるわけではないのですが、なんとなく水面のようにも見える、不思議な演出方法ですね。
こんなふうにワイヤーフレームを使うというのは、なかなか興味深いです。
画面の左側には、国や地域の国旗などと共に、その地域における更新回数が数値で表示されています。
気になる国などがある場合、その旗のあたりをクリックしてやることで、自動的にカメラがその国を正面に捉えた場所に変化しますので、世界中の頻繁に更新されている地域を探すのも簡単ですね。
全体的にはやっぱりアメリカが一番件数としては多いみたいですが、日本もなかなか活発に更新がなされているようで、見比べてみると面白いかもしれません。
今回の事例の場合、画面の下のところに対象となる日時が書かれているので、どのような時間帯に更新が多く行われているのかなども、同時に確認できるようになっています。
どのような時刻を使っているのかわからないですが、多分 UTC かな?
海面の部分の波打つ演出など、更新の勢いがわかりやすく可視化される面白い演出だと思います。
ぜひチェックしてみてください。