Netflix と WWF(世界自然保護基金)などが協力して配信しているドキュメンタリー Our Planet のウェブサイト
コンテンツの量が膨大で見応え十分
今回ご紹介するのは、Netflix が提供するオリジナルのドキュメンタリー映像 Our Planet のウェブサイトです。
そのタイトルからもわかるとおり、地球をテーマにしたドキュメンタリーになっているようで、WWF(世界自然保護基金)とも協力して作られているものらしいです。
あいにく私はその映像のほうを視聴者として見たことはないのですが、今回のサイトを見るだけでもかなりの量のコンテンツがあり、結構本格的に映像制作が行われていることが感じられる作りとなっています。
リンク:
地球の現在の状態や未来の状態を知ることができる
今回のサイトの面白い点は、様々な自然に関する情報を知ることができるだけでなく、今後どのように変化していくのかといった、未来に向けた視点が取り入れられていることかなと思います。
コンテンツの内容自体もそうなのですが、WebGL 製のデモを使って、たとえば森林がどのように広がっていくのか、といったことが可視化されるようになっています。
まず最初にページが表示された状態では、地球のモデルと、いくつかのアイコンが浮かんだ状態になっています。
それぞれのアイコンにはうっすらと色がついており、それぞれテーマごとにそれを象徴するようなカラーリングになっています。
深い海や、ジャングルなど、それぞれテーマごとに別れている感じですね。
たとえば海などの水をテーマとするような分類がアクティブになっている状態だと、ゆらゆらと水が揺れるような雰囲気を再現したマテリアルが表示されます。
中には「Fresh water(つまり真水)」のようなテーマなどもあるのですが、スケールが地球規模なので、日本のような小さな島国だと水がまるで存在しないかのように表示されてしまうこともありますね。
同じ理由で、Forests がアクティブな状態だと、日本の約半分が全て森ということになってしまっています(笑)
このように、テーマごとにアイコンでわかりやすく表示されている状態も、十分にいろいろな情報が可視化されていて面白いのですが……
さらにアイコンをクリックすることによって、より詳細な情報を見ることができるようになります。
たとえば Forests をクリックして選択した状態が、下の画像です。
テーマカラーが画面全体に及ぶ上に、さらにいくつかのアイコンが地球の表面上に出現します。
動画や画像などを多く利用したコンテンツがたくさん用意されており、本当にコンテンツが豊富です。
Netflix はここ数年であっという間に普及したというか……
今ではそれを知らない人のほうが少ないくらい、急激に知名度の上がったサービスだと思います。
独自に映像作品を作ってしまうことでも有名ですが、その内容やクオリティには疑問符がついてしまうことも少なくないようです。
しかし、こうして情報を可視化したウェブ上でのデモなどと同時に公開されていると、かなりコンテンツとしての深度が変わるというか、より興味を持って作品に入っていくことができるのかなと思いました。
今後も、こういう WebGL やウェブを活用した取り組みが、よりよい形で進んでいくといいですね。
ぜひチェックしてみてください。