リアルな質感を再現した本格派の 3D ビューがかっこいい! The House of Maserati がすごい
反射や映り込みもこだわりの仕上がり
今回ご紹介するのは、Maserati(マセラティ)のウェブサイトです。
マセラティといえば、イタリアの高級スポーツカーのメーカーとして日本でも結構名前は知られているのではないでしょうか。
今回のサイトはブランドイメージを強く反映したスペシャルサイトだと思うのですが、本物志向な、質感重視の車の 3D モデルを見ることができます。車のボディに対する映り込みもリアルで、かなり見ごたえのある演出が用意されています。
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それぞれのセクションごとに異なる演出
今回のサイトでは、記事執筆時は3つのセクションに大まかにコンテンツが別れています。
それぞれのセクションごとに扉となるページの背景の演出が異なっており、雷のような演出、水をイメージさせる演出など、それぞれ個性が与えられていますね。
マウスカーソルの位置に応じてインタラクティブに傾き具合いが変わったりもしますし、この扉ページだけでもなかなか迫力のある WebGL 実装になっています。
それぞれの扉ページから ENTER と書かれたリンクをクリックすると、セクションごとの個別ページに移動することができます。
この個別ページの方には、それぞれのセクションに応じた車種のカーモデルが登場するのですが……
それぞれのページごとに、イントロ演出が個別に設けられている点が豪勢ですね。
いわゆる水中のコースティクスのような模様が登場する場面があったり、高速で流れるレーザーのような演出があったり…… どれもかなり見ごたえのある演出になっています。
車のモデルのほうも、スクリーンショットでも十分伝わると思うのですが本物志向という感じで、かなり丁寧に作り込まれた 3D モデルが使われています。
ボディのツルツルとした質感や、光を反射する映り込み、金属の光沢など……
さすがに最新のレイトレーシングを駆使した最高峰のゲームとかと比較してしまうとそれには劣ると思いますが、ウェブで閲覧できるものとしては十分なレベルの見事な質感です。
床に対する映り込み、壁から発せられる明かりに対する映り込みなど、注目して見てみると面白いかもしれません。
唐突にめっちゃ個人的な話を突然してしまいますが、今でもたまに読み返すとある小説の、その主人公がマセラティに乗ってたりするんですよね……
その主人公の性格は、まあ昔ながらのいわゆるハードボイルドなキャラクターなんですけれども、イタリアのスポーツカーであるマセラティがなんとも言えずキャラクターにマッチしていたりします。
今回のサイトでも、イタリアのスポーツカーメーカーらしい主張の強さが感じられますし、ブランドイメージも現代風にアレンジされつつかなりハッキリと表現されています。
WebGL の事例としても、こだわりを持って作り込まれた事例だと思います。
ぜひチェックしてみてください。