薬物に対する正しい知識を身につけるよう注意を促すノルウェーのウェブサイト Weedensenteret
若者に向けたメッセージ
今回ご紹介するのは、ノルウェーで公開されているウェブサイトで、薬物(ここでは主に大麻)の危険性やノルウェーにおける実態をつぶさに記録・公開することで、主に若い世代に注意を促す Weedensenteret というウェブサイトです。
ノルウェー語は全然理解できないので、Google 翻訳で変換して見ていたのですが、どういう機関がどういう経緯で公開しているものなのかは、私にはわかりませんでした……
とは言え、具体的な数値なども掲載されており、立体的なオブジェクトが登場する 3D ビューとも相まって、視覚的にかなりわかりやすいコンテンツになっていると感じました。
リンク:
インタラクティブ性の高いコンテンツ
今回のサイトは、縦にスクロール操作をすることで次々とシーンが切り替わっていくようになっており、操作自体は直感的です。
ただ、単純に文章や画像が下から上にスクロールして流れていくのではなく、3D シーンが次々と変化しつつそれに連動して文字(文章)も切り替わっていくような構成ですね。
カーソルの位置を始めとするユーザーの操作に対するインタラクティブ性がすごくよく考えられており、良い意味で動きのある応答性の高いウェブサイトとなっています。
これは実際に大麻の木というか草を 3D で再現したものだと思いますが、ところどころにクリック可能なアイコンのようなものが用意されており、それらをクリックすることで詳細情報にアクセスできるようになっています。
コンテンツ自体が 3D シーンを前提としたものになっており、本当にすごくよく練られた構成ですね……
ユーザーが(マウスのホイール等で)スクロールする方向は縦方向でも、3D シーンのカメラが横方向に水平に移動するようになったりすることもありますし、単調にならないように工夫されています。
質感もとてもキレイです。
背景が暗い色に変化するような場面もあり、若年層を主なターゲットとしたサイトだからか、ビジュアルに対するいろいろな配慮が感じられる実装となっています。
ちょっとしたゲームのようなコンテンツ(といっても多少左右に飛行機が動かせるよ~ という程度ですが……)があったり、とにかく飽きずに最後までサイトを閲覧できるように作っている感じがします。
日本では大麻なんて日常的に目にするようなものではないですし、法律でかなり厳しく規制されています。
しかし海外では合法的に所持や使用が可能な国・地域も実は結構たくさんありますし、ノルウェーでも薬物に関する様々な社会問題があるのかもしれませんね。だからこそ、若者向けにこのようなサイトを作っているのかなと想像しました。
半分は想像ですが、若者向けのサイトだからなのか視覚的に興味を引くような仕掛けがいろいろされていたり、応答性の高い実装になっていたり、かなり工夫が凝らされたウェブサイトだなと感じました。
レンダリングの質感は優しい風合いでサイト全体の雰囲気も明るい感じなのですが、内容は(翻訳した結果を見たに過ぎませんが)結構本格的なように思いました。
日本では、わざわざウェブサイトを作って抑止しないといけないような状況ではないと私は思ってますけども、実際のところどうなんでしょうね……
ノルウェーでも、こういったサイトを通じて、一人でも多くの若者が健康被害を被らないようになっていったらいいですよね。
ぜひチェックしてみてください。