まるで木工旋盤のように木を削ってオリジナルツリーを作ることができる Pinecraft というプロジェクトが面白い
意外に削るのはむずかしい!
今回ご紹介するのは、Pinecraft というウェブサイトです。
こちらのサイトでは、木工旋盤の要領で木を削ってオリジナルのツリーを作ることができるのですが、これがなかなかおもしろいですね。
過去にも、同じようなコンセプトの WebGL 実装を見たことがありますが、今回のもののほうがより丁寧に作られており、色をペイントすることができたりと機能も多くなっています。
リンク:
オリジナルツリーが作られるたびに植林される樹が増える
今回のサイトは、Sennep というデジタル・プロダクト・スタジオが公開しているサイトで、おそらくこの冬のクリスマスシーズンに合わせて作成されたものだと思います。
いわゆる木工旋盤の要領で、高速で回転する木のパーツを削っていくという作業をオンラインで楽しむことができるようになっています。
木のベースとなる形もいくつか用意されており、自由に選択して加工作業に取り掛かることができます。
ご覧のとおり、木の形状だけでなく、ベースとなる木材の色というか質感も選択できるようになっています。
テクスチャも結構本格的な柄を利用しているので、結構存在感がありますよね。
木工旋盤は、陶器や焼き物で言うところのろくろみたいな感じで、木のパーツを高速に回転させつつそこに刃を当てて削っていく作業です。
今回のサイトの場合は刃の 3D モデルが出てくるわけではないですが、マウスカーソルの位置に白い帯のようなものが出てくるので、削る操作自体は全然難しくなく、直感的に扱えると思います。
削る際のラインの太さや、旋盤が回転する速度などは画面下部のスライダーによって自由に調整できますので、自由に削って形を作りましょう。
そして、形状の削り出しが終わったら、続いてペイント作業を行うことができます。
ここでも、筆の幅や、旋盤の回転速度を変更できますので、思い思いに色を塗ってみましょう。
回転させながら塗っていく感じなのでちょっとコツがいるかも知れませんが、色がついていく様子を見ているだけでも面白いと思います。
今回のサイトでは、自分が作ったオリジナルのツリーに対して名前をつけて、最終的にそれをアップロードというか、サイト上で投稿することができるようになっています。
この「投稿された木」が1本増えるたびに、現実に植樹を1本行うというプロジェクトになっているようで、最大で1万本まで植林されるということのようですね。
我々が楽しく遊びながらツリーを作って投稿すると、それが世界のどこかで本物の木として植樹される…… なんとも夢のある話ですよね。これを考えたひと、本当にすごいですね……
WebGL の実装としても、全体的に非常に丁寧に作ってあり、操作もかなり直感的で誰にでも簡単に楽しめると思います。
ぜひチェックしてみてください。