ドバイ国際博覧会で使われたデジタル折り紙でレターを送ることができる WebGL コンテンツ ORIGAMI LETTER

doxas : 2021-05-17 15:08:31

実際に紙でプリントできるデータも配布されている

今回ご紹介するのは、ドバイ国際博覧会 2020 に合わせて制作されたコンテンツで、日本の折り紙文化を用いた WebGL 実装です。

国際的なイベント用に作られたコンテンツということもあって、サイトは日本語対応はされていませんが…… プリンターでおなじみのブラザー工業のウェブサイトなので別途同じようなコンテンツの日本語版は、同社の別のサイトでも公開されていますね。(そちらには WebGL 版はなさそうでしたが……)

今回のサイトでは、まず最初に手紙の文章を入力するフェーズがあり、その次に、その手紙を折りたたんで(ここがまさに折り紙)作品を誰かに贈ることができます。

リンク:

ORIGAMI LETTER | Brother

折りたたまれていく様子は 3D だからこそわかりやすい

今回のサイトでは、まず最初にデジタル版の Origami letter とプリント版の Origami letter と、どちらを利用するかを選択できます。

プリント版のほうはデータをダウンロードできることはもちろん、サイト上で折り紙を折っていく手順の他、折りたたまれていく様子を撮影した動画も見ることができ、とても初心者に優しい感じになっていますね。

日本人の場合、大抵は幼少期に折り紙を何度も折ってるはずなので、まったく難しくないとは思うのですが、初めて折り紙を折るとなると、これくらい親切なほうがいいんだろうなと感じます。

デジタル版を選択した場合は、そこからさらにどの折り紙を利用するかを選択する画面になります。

どの折り紙作品にするかを選択したら、次は手紙の文面を作ります。

この時点での手紙の模様は、たぶんですが WebGL で描かれてるのかな? 若干紙が歪むような動きが入っていたり、ビジュアル的にも少し変化のある見せ方になっていますね。

プリンターやミシンでおなじみのブラザー工業が公開しているサイトということもあり、普通に日本語でも文章を入力することができました。

そして、文章の入力が終わるとこれを今度は折りたたむフェーズになります。

折りたたみの操作も、非常に親切なオペレーションになっています。

画面がやや暗転すると同時に、ここからここまでドラッグ操作してね~ という感じでアイコンと矢印などが表示されます。

これなら、初めて折り紙に触れる海外の方々でも、直感的に操作できるでしょう。

紙が立体的に折りたたまれていく様子が WebGL で描画されるのですが、やっぱりこういうのは 3D だと非常にわかりやすいですね。

プリント用に配布されているデータのほうも、かなり見栄えのするデータになっていて普通に日本人でも楽しめそうな内容になっています。

WebGL を使っているコンテンツって、下手すると「これって別にムービーでよくない?」とか、「3D である必要なくない?」みたいなことが起こりやすいと思います。

その点、今回のサイトのコンテンツはまさに 3D 表現だからこその体験を提供していて、とても素晴らしい内容に仕上がっていると個人的には感じました。

折り紙体験を国際的な博覧会で多くの人に提供するというその事自体が、すごく夢がありますよね。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

ORIGAMI LETTER | Brother

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