まるで水彩のようなエフェクトが随所に凝らされた山水画風のインタラクティブ WebGL コンテンツの完成度がすごい!
内容はさっぱりわからないが……
今回ご紹介するのは、中国(ですよね?)のウェブサイトなんですが、まるで水墨画のようなテイストがものすごい完成度で迫ってくるインタラクティブコンテンツです。
ユーザーは基本的にタッチやスワイプなどの簡単な操作をするだけなのですが、それに応じてインタラクティブに発生するエフェクトの数々は本当に雰囲気も見事で素晴らしい出来栄えです。
惜しむらくは、中国語なので意味がほとんどわからないことでしょうか……
リンク:
動画とインタラクティブなエフェクトの組み合わせ
今回のサイトでは、一部の表現は動画でビジュアルが表現されていて、インタラクティブに干渉できる領域との境界があいまいです。
動画を見ていたと思ったら、突然インタラクティブな要素が出てきてクリックを促されたりします。
このあたり、全体としてコンテンツの作り方が非常にうまいですね。
上の画像を見ると、画面の左側あたりに上方向を指差したアイコンがあるのがわかるかなと思います。
このように、タップ(またはクリック)をすべきタイミングでは画面に案内が表示されるので、操作で迷うということは無いと思います。
場面としては中国の山間部、なのかな?
そこを主人公的な立ち位置と思われる人物が移動していく様子が描かれます。その人物がジャンプしたり、あるいは舟を漕いだりするときに、クリック操作などユーザーの干渉が必要になる感じですね。
なかなか静止画ではその魅力をお伝えするのが難しいのですが……
たとえば、主人公がジャンプして山々を次々と越えていくシーンでは、主人公の着地した山全体に、まるで上空から風が吹き下ろしているかのようなエフェクトが発生します。
川の上で舟が滑るように動くときには波紋のようなエフェクトが現れますし、そのときどきの状況に応じたエフェクトが発生するようになっていますね。
しかもそれらのエフェクトはどこかインクが滲むような質感と言いますか、どちらかというと墨が滲んで広がっていく感じに近いでしょうか。この雰囲気がすごくいいんですよね。
たぶん、日本人は書道を誰もが経験したことがあるので、その質感の素晴らしさを感じられると思います。
冒頭にも書いたとおり、内容がわからないのがちょっと悲しいですね……
動画や画像として文字が埋め込まれている場面がほとんどなので、翻訳もなかなか難しく、同じ漢字文化でも細かいニュアンスまではわからないのが残念です。
とは言え、ビジュアルのインパクトは本当に素晴らしくて、中国や日本のような墨で描く文化を持つ民族だからこそ生み出すことができた表現、と言えるのではないでしょうか。
ぜひチェックしてみてください。