ドバイの World Expo をブラウザ上で表現した Virtual expo がコンテンツも豊富でおもしろい
純粋に見ていて楽しいコンテンツ
今回ご紹介するのは、いわゆる日本語で言うところの万博に関連したウェブサイトです。
2020 年、ドバイを舞台に万博が開催されていたように記憶しているのですが、実際にはコロナウィルスの影響で延期され、今年の10月からあらためて開催されている形のようです。今回のサイトはそれをブラウザ上でバーチャルに再現したものみたいです。
各国のブースなどもときに映像を用いて WebGL 全天球ビューで再現されていて、かなり見た目的にも物量的にもリッチな内容になっています。
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鳥瞰ビューも迫力がある
今回のサイトは、WebGL で立体的に Expo の会場が再現されています。
ジオメトリ自体は WebGL で扱いやすいようにかなりリダクションされたモデルが使われているようですが、テクスチャの使い方なども絶妙で、全体として非常にリッチなビジュアルを実現しているように思います。
イントロの演出では雲の上から会場全体を見渡すような鳥瞰ビューのアニメーションがあり、迫力満点ですね。
雲の隙間から会場がうっすら見えている状態だと思うのですが……
砂の大地を思わせる地表の色、そこに佇む近未来的なパビリオンの数々、さらには光るようなエフェクトの表現なども含めて、とても質感よく仕上げられていると思います。
各エリアごとにさらに詳細なビューも用意されていて、この詳細ビューからさらに各エリア(パビリオン)を選択可能です。
各パビリオンの内部の様子は、一部全天球ビューで用意されていたりもして、日本のパビリオンでは実際に展示されていると思われる海の様子を投影する大型のプロジェクション・マッピングを見ることができます。
さらに、各会場の 3D シーンには、ナイトモードも用意されています。
こちらは画面の左下にあるアイコンから、昼夜を選択して任意に切り替えることができる感じですね。
ナイトモードにすると、エフェクトの光るような表現がさらに強調され、美しくライトアップされた万博の雰囲気を楽しむことができます。
実際の会場がこれほどカラフルにライトアップされているのかどうかは定かではありませんが、WebGL の表現としてはとてもキレイです。
日本では某スポーツの祭典がパンデミックと重なって(関係のあったひとたちは大抵は)大変な思いをしましたが、やっぱりこういう国際的なイベントというのは関わっている人も多いですし、いろんな意味でロマンのある出来事だなとつくづく感じます。
去年行うはずだった万博が、恐らく多くの人達の努力によって、今年になってもこうやってコンテンツとして成り立つというのは本当に素晴らしいことですよね。
よくよく観察してみると、解像度をやや落としてあったり、ポリゴンもできる限り削減されていたり、快適に閲覧するための工夫がいろいろと凝らされています。そういった工夫もあって、大抵の環境で割とサクサク動くのではないでしょうか。
ぜひチェックしてみてください。