なんとも言えないポップな学園祭感! GIFT のインタラクティブなミュージックビデオがおもしろい
個人的にこういうの好きです
今回ご紹介するのは、ニューヨークで活動している音楽ユニット、GIFT のインタラクティブ・ミュージックビデオです。
WebGL を用いた表現がなんとも言えない独特な風合いを醸し出しており、なんていうか学園祭とか、あるいは学生たちがアマチュアバンド活動をしているかのような、不思議な世界観が描かれます。
たぶんこれ、技術力が足りないとかそういうことではなくて狙ってこういう表現をしているのだと思うのですが、個人的にこういう感じはすごく好きです。
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視点を変えてみてもおもしろい
今回のサイトは建付けとしてはミュージックビデオなので、楽曲と、それに連動したグラフィックスを楽しむためのコンテンツと言えます。
楽曲のほうもポップな感じで心地よく、ビジュアルともすごくよくマッチしていると思います。
注意点として、たぶんリソースを大量に読み込むためなのかなと想像しますがかなりロード時間が長めなので、最初に画面が表示されるまでは気長に待ちましょう。
これ、静止画で見てもよくわからないとは思いますが……
画面に人物の写真がパッと表れると、それが毎フレーム残像として残りながら画面の奥に向かって流れていく、という感じです。
奥の方に流れていったシルエットをよく見てみると、定期的にポーズが変化していることがわかるんじゃないかなと思います。
最初は登場人物は一人だけですが、楽曲の変化に合わせて登場人物も増えたり減ったりします。
曲を聴きながら見ていればわかりやすいのですが、演奏している間だけ人物が画面に出てくる、という感じになっています。
登場人物は全部で五人いて、途中から歌詞が歌われ始めると単語単位でそれも同時に表示されるようになります。
中盤以降、曲調が盛り上がってくるとパーティクルというか、星の形をしたオブジェクトなどもたくさん画面上に出ていくるので一気に雰囲気が賑わってきます。
視線を動かしたり、クリックして背景を切り替えたりもできるようになっていて、ほんとに楽しい雰囲気です。
静止画をただ見せただけでは、このコンテンツの良さを伝えるのが難しいですね……
ありきたりなことを何度も書いてしまいますが、すごくポップで楽しい雰囲気で、なんというか言葉に表せない独特な空気感があります。
こういう古典的な手法をあえて選択して表現するやり方は、一見すると簡単そうで、実はかなり難しい表現方法だと思います。
その点、今回のサイトは曲の雰囲気ともあっていて非常に魅力的なビジュアルになっていると感じました。
ぜひチェックしてみてください。