詳細までつぶさに観察可能でカスタマイザ機能やインテリアビューも備えた Peugeot のバーチャルショールーム
一般車からレーシングまで
今回ご紹介するのは、Peugeot(プジョー)のバーチャルショールーム風ウェブコンテンツです。
コンテンツのボリュームが結構あり、車種ごとに様々な視点から詳細な機能や性能を知ることができます。
日本ではプジョーというとそんなに頻繁に見かける感じでもありませんが、今回のサイトに掲載されている内容を見ていくとプジョーについて結構知見が深まりそうです。
リンク:
操作はオリジナリティあふれる感じだが意外と使いやすい
今回のサイトにつけられているタイトル「Le Salon Peugeot」って、日本語のニュアンスでいうと「プジョーの展覧会」みたいな感じに近いんですかね……
たぶん、バーチャルな展示会でプジョーについていろいろ知ってほしいというのが基本的なコンセプトなのかなと思います。
サイト内ではコンテンツが大きく4つのホールに分類されていて、それぞれに異なるバーチャル空間が用意されています。
各ホールにはプジョーのそれぞれのジャンルのフラッグシップなモデルが飾られていて、ホール内の雰囲気も結構方向性が違っています。
ある程度マウスを使って視線を動かすことができる他、各車両ごとに、その車両が持っている特徴や機能がアイコンなどを使ってナビゲートされます。
アイコンをクリックするとより詳細な情報が表示され、大抵の場合は別のレイヤーがポップアップしてきて画面が切り替わるようになっています。
ポップアップしてきたレイヤー内でもインテリアの表示用にさらに別の WebGL 実装が動いていたりする場面もあり、なかなか凝っています。
また、各車両ごとに違いがありますが、車種によってはなんらかの構造物の上に車両が設置されているホールもあります。
いろいろな角度から車両を観察できるように、台座のほうがかなりアグレッシブに動いたりする場面もあり、なんというかインターフェースがすごい独特でこだわった作りになっているんですよね。
これ制作会社側がこの台座部分も含めてトータルにインターフェースをデザインしたのだとしたらすごい発想力・技術力だなと感じました。
舞台演出やイベントなどでの展示のノウハウもある制作会社さんが作ったんですかね…… とても不思議です。
一風変わったインターフェースを備えた場面もありつつ、しかし操作性が悪いわけでもなく思いのほか直感的に操作ができる、とても興味深い事例だなと個人的には感じました。
この上の画像にあるような巨大な構造物の上に車を展示するなんて、普通に考えたら思いつかないような気がしてしまいますが、もしかしたら、実際にプジョーのどこかのショールームにこういう設備があるのかもしれません。
まあだとしても、それをウェブ上でも同じように再現し、それにマッチするインターフェースをブラウザ上に構築・実装するというのはいずれにしても驚きの仕事だなと感じました。
ぜひチェックしてみてください。