
静かな博物館のような 3D シーンがおもしろいデジタルアセットなどを手掛ける Diorama のウェブサイト
若干負荷は高いかも
今回ご紹介するのは、建築家の方が創設したデジタルアセットなどを制作するスタジオ、Diorama のウェブサイトです。
デジタルアセットを専業としていて、しかも創業者のお二人が建築家というのがなんともおもしろい背景ですよね。
今回のサイトでは博物館かなにかのような、静かで落ち着いた空間を WebGL を用いて表現しています。反射が演出として盛り込まれているためか、ちょっと負荷は高い感じがします。
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トップビューも美しく
今回のサイトは大きくトップビューと 3D 表現による回廊、そして下層ページという3つのセクションに分かれています。
下層ページは画像が中心で 3D 的な表現はありませんが、トップビューと回廊のようなシーンは完全に三次元的な表現です。
とくにトップビューは非常に美しくて、雰囲気満点です。
これなんて表現したらいいかわからないのですが、たぶんデジタル空間への入口となる構造物を 3D で表現したものだと思います。
白い砂地に枯れ木のようなオブジェクトがあったり、パーティクルが漂っていたり、とにかく見た目がリッチですごくよい雰囲気です。
スクロール操作を行ってやると正面にあるオブジェの光っている部分にカメラが近づいていき、各種事例を紹介している回廊のシーンへと入ることができます。
回廊のシーンは暗いなかに光り輝くディスプレイのような感じで各種事例が並べられています。
ここでも操作は基本的にスクロールだけなので、スイスイと通路を進んでいくような感じで次々と事例を眺めていくことができます。
スクリーンショットでもわかるとおり天井や床だけでなく、反対側の壁などにも反射した風景がぼんやりと映り込みます。たぶんこの映り込みが若干負荷が高い要因なんでしょうね。
建築をバックグラウンドとして持っている組織のウェブサイトとして、すごくその性格がよく表れている感じがして面白いですよね。
下層ページはここではスクリーンショットを撮っていませんけれども、大きめの解像度の写真を大胆に配置して見せており、何を主眼にしているのかがわかりやすいです。
個人的にはトップページで最初に表示されるビジュアルがすごくかっこよくて好きです。
ぜひチェックしてみてください。