
モンゴル帝国のヨーロッパへの侵攻を印象的に紐解く Peach Web 製コンテンツ The Mongols
ノーコードツールで作る WebGL コンテンツ
今回ご紹介するのは、Peach Web というノーコードツールを使って作られたウェブサイト、The Mongols です。
Peach Web は日本ではおそらくほとんど知られていないと思いますが、WebGL を用いたウェブサイトを GUI で構築できるノーコードツールとして、英語圏では徐々に知名度を上げてきているツール・サービスなのかなと思います。
今回のサイトも良くも悪くもノーコードツール製という感じではあるのですが、すごく雰囲気も良くて内容もおもしろいです。
リンク:
The Mongols | Immersive 3D Exhibition
スクロールに連動して変化するシーン
今回のサイトは、そのサイトのドメインを見てもそうですし、サイト内に置かれているロゴを見てもそうですし、Peach Web 製であることを隠そうとしていません。
つまり、Peach Web の販促・プロモーションのために公式に作られたウェブサイトなんだと思います。
最近は Peach Web 製の WebGL を使ったウェブサイトって実は結構たくさんあるような気がしていて、当サイトでももしかしたら気が付かずに紹介しているケースがあるのかもしれません。

今回のサイトの場合、モンゴルがヨーロッパへと進行した13世紀くらいの話をテーマに、1対の 3D モデルとテキストを使って印象的にサイトが構成されています。
スクロール操作を行うと 3D モデルの周囲を回るようにカメラが動いていくのですが、もしかしたらカメラだけでなくて 3D モデル自体や、あるいは光源が動いているかもしれません。
このような「スクロールに連動したタイムラインの制御」はノーコードツールが最も得意とする見せ方だと思います。

ノーコードツールを用いた開発では、表現できる幅には当然制限があるはずです。
ただ、今回のサイトのような見せ方であれば、プログラマがコード上の数値やパラメータを変化させながら実装するよりもノーコードツールを用いたほうが直感的な実装作業・演出表現ができるはずですし、ノーコードツール=低品質としてしまうのは極端な解釈だと思います。
WebGL を使ったケースに限らないと思いますが、ノーコードツールと人の手による実装とでどちらが優れているということではなく、ユースケースと状況次第なんだと思います。

実は Peach Web 製のウェブサイトって、世界中で公開される WebGL 実装のサイトに注目して見ていると意外と数があるんですよね。
なんとなく個人的に、そういったノーコードツール製のウェブサイトを紹介するのってどうなのかなって思うことも、正直に言うとあります。
ただ WebGL 自体がそうであるように、それをどう使うのか、いつ使うのか、というのは常に一概には言えないところがありますし、こういう事例を紹介することも当サイトを見てくださっているみなさんには一定の視点を得るきっかけになるかなと思って紹介してみました。
ぜひチェックしてみてください。