自身のさまざまな感性を工夫をこらしてウェブに落とし込んだ 0110 studio のウェブサイト

doxas : 2025-06-19 12:16:26

変わった見せ方が多い

今回ご紹介するのは、Amir さんという方が 0110 Studio の屋号で制作されたポートフォリオサイトです。

たぶんデザイナーでもあり開発者でもある、という感じのステータスの方なのかなと思うのですが、すごく個性的で不思議な世界観がポートフォリオサイトとして表現されています。

なんというかあまりほかでは見かけないような演出・見せ方が多くて、いろいろ工夫を凝らしたんだろうなというのが見て取れます。

リンク:

0110

物理演算を用いた表現も

今回のサイトには WebGL による 3D 表現がいくつか出てきます。

その使い方は、いわゆるロゴマークのようなものを演出するための用途であったり、サイト上に仮想空間に入り込むような演出を行うための用途であったりと様々で、ビジュアルにある程度の傾向はあるものの使い方は多彩です。

トップページ部分にはロゴマークを複数登場させた物理演算を用いた 3D ビューもあったりしますが、スクロールに連動した WebGL とは関係ないエフェクトなんかもいくつか見られます。

これはけして非難するような意図があって書くわけではないのですが、演出の方法が多彩なだけに、なにか1つ強度のある芯があるという感じではなく、おもしろい表現をたくさん詰め込んだ、みたいな印象を受ける気がします。

平面的な、HTML と CSS で構成されている要素と、WebGL で作られている立体的な構造とがシームレスに繋がるような感じで作られていて、そういうところは本当に工夫されていておもしろいですね。

閲覧体験をしっかりと練り上げたうえで作っている感じがします。

おそらくお仕事として手掛けているのも 3D 的な表現を含むクリエイティブが多いのかなと想像しますが、なんとなくデモシーンのような空気感が漂っているようにも感じます。

ミニゲームっぽい仕込みがあったり、ご自身が描かれたペイントを立体の WebGL に再現したようなものがあったり……

本当にいろんな見せ方のコンテンツがあって見ていてとても楽しいウェブサイトだなと思いました。

わたしはデザインは素人なのでこれは本当にただ感じたことを素直に書いてしまいますけれども、もっとまとまりよく表現できる余地が残されているような感じはします。

とはいえ、こういった多彩な表現ができるということを見事に体現しているという意味ではポートフォリオとして十分に意義は果たしているとも言えますし、難しいところです。

黒をベースに、印象的な WebGL 実装で独自の世界観を描き出しているポートフォリオだと思います。

ぜひチェックしてみてください。

リンク:

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