
WebGL を用いたリッチな表現と遊び心満点のインタラクティブ性が楽しい 1:09 さんのポートフォリオ
満を持しての正式リリース
今回ご紹介するのは、イラストレーター 1:09 さん(@osusi109)のポートフォリオサイトです。
制作は @bokoko33 さんで、かつて同サイトがティザー版として公開されたときにも話題になりました。
今回は正式バージョンとして公開された形なのかなと思いますが、ティザー版のときの空気感をさらに上質なものに進化させた、遊び心あふれる楽しいウェブサイトとなっています。
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演出がぴったりハマってる
今回のサイトは演出が非常に多く、WebGL で実装されているものに限らず、いろんな意味で見どころが多いウェブサイトです。
どこか紙のチケットを連想させるようなレイアウトや、ポップアップするウィンドウを掴んで動かすことができるギミック、まるでブラウン管テレビのようなポストエフェクトなどなど……
とにかく言及できるポイントが多くありすぎてここでその全てに触れることはできそうにありません。
ぜひ実物をご自身の目で見に行くことを強くおすすめします。
トップページのファーストビューから、平面的な演出と 3D 的な演出が同居していて、かといって情報量が多すぎて圧倒されることもなく、素敵な印象に仕上がっています。
ダークモードとライトモードがあり、どちらのモードでも破綻なく閲覧できるようになっていて世界観には一貫したものが感じられます。
基本的にサイト上はスクロール操作だけでどんどん閲覧していくことができます。
まるでブラウン管テレビのような独特なポストエフェクトもおもしろいです。
グリーンのラインがスクロールバーの代わりに情報を示してくれるようになっていたり、演出としてのビジュアルがインターフェースとしての情報提示を兼ねている感じがなんともすごいです。
3D 表現だけでなく、かといって 2D 表現だけでもなく、それらが喧嘩することなく1つの世界に同居していることに本当に驚きます。
イラストレーターさんの作品の良さを余す所なく体現したポートフォリオサイトで、技術のことを抜きにして、いったん頭を空っぽにして楽しむのが個人的にはおすすめです。
細かく見ていくと、もちろん技術面でもデザイン面でも細部にまでこだわりが詰まっていて素晴らしいのですが、なにかこう、大好きなゲームを楽しくプレイしているときのような不思議な気分が味わえるウェブサイトだなと個人的には感じました。
ポップアップウィンドウは掴んで動かすことができますし、それが演出の一部になっていたりもします。サイト内にある無数の仕込みをじっくり楽しみましょう。
ぜひチェックしてみてください。