
おなじみのロゴマークを 3D のパーツで表現したかのような Mastercard のウェブサイトがおもしろい
ありそうでなかった
今回ご紹介するのは、クレジットカードでおなじみの Mastercard のウェブサイトです。
Mastercard というと、赤と黄色の丸が2つ重なったような非常にシンプルなロゴマークで、日本でも多くの人がブランドを認知していると思います。
今回のサイトではそんなみんなが知っているロゴマークを連想させるような 3D シーンが登場します。
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ブランドイメージのパワー
今回のサイトでは、主に顧客にフォーカスしたさまざまな物語やデータが示されます。
そういう意味ではブランドのオフィシャルサイトというよりは、なんらかの意図を持って制作されたスペシャルサイトと言ったほうが正確なのかもしれません。
サイトの冒頭にはさっそく 3D のシーンが用意されており、円柱をさまざまな大きさで生成したようなシーンが大きく表示されます。
この 3D シーン、なんか完全に個人の感想レベルの話になってしまうのですが、すごく Mastercard のイメージにぴったりですよね。
これほど円柱というオブジェクトによって生み出されるビジュアルがピッタリとハマるケースも珍しいのではないでしょうか。
Mastercard のロゴマークを連想させるような 3D シーンは質感も美しく、シンプルに見ていて癒やされるような気持ちになります。
サイト内では動画を見ることができたり、なんらかのデータに紐づく数値を見せるセクションがあったり、情報量がそれほど多いわけではないのですが効果的に閲覧者にデータを見せていくうまさがあるように感じました。
また、3D のオブジェクトが平面的なウェブページの世界の境界をまたいで、ダイナミックに動く様子なども確実に意図を持って、狙って作られている感じがあって非常にうまいなと思いました。
こういうシンプルなのに印象的な立体的デザインができるって本当にすごいなと感心してしまいます。
こんなシンプルな形状だけで、これだけ効果的かつ印象的にウェブサイトを構成できるって、あらためて本当にすごいなと思いました。
Mastercard の担当者さんに対して、円柱組み合わせて御社のロゴみたいにしますね~ という提案をするのって、これって簡単そうで難しいというか、実際にそういう提案が自分にできるかと考えてみるとすごく勇気が必要になりそうな気がします。
でもこれはもしかしたら、自分が WebGL 使いだからそういうふうに感じるだけなのかも……
ただ個人的にはすごくいろいろ考えさせられたウェブサイトであったことは間違いありません。
ぜひチェックしてみてください。