シェーダを活用した作例も楽しいある意味個性のハッキリ出た Yuki Kojima さんのポートフォリオサイト
割とレアな事例なのでは
今回ご紹介するのは Yuki Kojima さんのポートフォリオサイトです。
当サイトではいろんな WebGL 事例を紹介してきましたが、シェーダを中心に表現を行っている方のポートフォリオって数としては割と少ない印象があります。
ましてそれが日本人の開発者さんということになると実は結構レアな事例なのかもしれません。
リンク：
Yuki Kojima | Personal Projects and Notes
Sandbox のページには様々な事例も
今回のサイトは背景に WebGL によって描画されるビジュアルが置かれたシンプルな構成です。
いわゆるシェーダ芸と呼ばれるような、フラグメントシェーダを活用した表現が多く用いられていますね。
画面内にリアルタイム描画を一時停止させるアイコンがしれっと置かれているのが個人的にはちょっと気持ちがわかる感じがして面白かったです。
プロフィール写真もちょっと画像処理を行ったものっぽい質感で、すごく個性が表れているなと感じます。
文字情報も結構多くあり、一見すると余白の多いシンプルデザインのように感じますが実はボリュームもあるんですよね。
ここではスクリーンショットこそ掲載していませんが、Sandbox のページには WebGL だけでなくさまざまな文脈の技術的な話題が書かれていて、いろいろなことに幅広く挑戦されていることがうかがえます。
Gallery のページには、多くの WebGL を中心としたビジュアルが並びます。
いわゆる実験的な取り組みが内容の中心ですが、どれも独特な目線でつくられているものが多くて興味深いですね。
大きなクライアントを相手にした実績みたいなものとはまた違った趣とおもしろさがあると思いますので、GLSL やシェーダに興味のある方や WebGL 入門者の方々にはすごく参考になりそうです。
WebGL や GLSL を勉強する過程で多くの方がぶつかる壁に、何を作ったらいいのかわからない、というものがあると思います。
技術的なことや数学的なことももちろん難しい問題ではあるのですが、そもそも自分がどういうものを好きで、なにを実装したり表現できたりしたら嬉しいのかって結構自覚できていないケースも多いと思うんですよね。
その点 Kojima さんの公開されている内容を見ていると、実装例だけでなくその綴られている言葉にもいろいろな示唆深い部分があり、またそれがいい意味で個性としてウェブサイト上に体現されていると感じました。
ぜひチェックしてみてください。
