
時間帯による気配の変化をコンテンツに落とし込んだ Dr. Vranjes Firenze のウェブサイト
光の表現に対するこだわり
今回ご紹介するのは、いわゆる香水の製品を扱っているウェブサイトで、WebGL で 3D 表現を駆使しつつ時間の変化を上手に表現している Dr. Vranjes Firenze のスペシャルサイトです。
たぶんイタリアのブランドだと思うのですが、Eau De Parfum というのがシリーズの名称なのかな……
ちょっとこういった文脈には明るくなくて詳細はわからないのですが、WebGL 実装としてはかなり凝った作りになっているのでご紹介しようと思います。
リンク:
Dr. Vranjes Firenze ® — Firenze in Translation Eau De Parfum
遅延ロードが残念に見える場面も
今回のサイト、もしかしたら日本から見ているからという都合もあるのかもしれないのですが、ロードに若干時間が掛かる場合があるようです。
そして、それがまたウェブサイトの体験そのものを阻害してしまっている側面があるように感じるところがあり、ちょっともったいないですね。
というのは、たとえば最初のロードに時間が掛かってしまうとかならまだいいと思うんですが、ページが表示された後に時間差でデータが落ちてきて、急にビジュアルがパッと変化するみたいな挙動が見られる場合があります。

最近はウェブ全体の傾向としてこういう非同期処理を駆使する作りになることが多いんだと思うのですが、ちょっともったいないなと個人的には感じます。
ただ、それらを差し引いてもビジュアルにはこだわりが感じられる場面が多く、特に光の表現は工夫を凝らしたんじゃないかなと感じます。
いわゆるフォトリアルであるとか、より自然であるとか、そういう文脈とはちょっと違うのですが、時間帯が変化するのに合わせて世界の見え方が変化していくというストーリーを、上手にビジュアルに落とし込んでいると感じました。

香水のシリーズが12製品あって、それぞれが朝から夜にかけての各時間帯を象徴するかたちになっているのかなと思います。
これは完全に想像ですが、ロゴマークが正八角形の形をしているので、サイト内にもその意匠が散りばめられているところがあり、普通なら真円(丸い形)で表現することが多いような部分もあえて八角形になっていたりします。
それぞれの時間帯ごとに全然違った空気感が上手に演出されていてなかなか見事です。

データが大きいのか、あるいは通信環境か。
はっきりと原因まではわからないですがとにかくロードに関連した体験がちょっとだけ残念に感じました。イタリア本国とかで見る場合は、よりよい体験ができるのかもしれません。
CG 的にはフォトリアルでもなく、かといってイラスト調でもなく、若干中庸なところにある画作りです。人によって好みは別れるかもしれません。
個人的にはこれだけ多彩なシーンを、それぞれの時間帯に応じた空気感で描き出すという試みそのものがすごくおもしろいと感じますし、作るのも大変だったんじゃないかなと想像してしまいます。
ぜひチェックしてみてください。
リンク:
Dr. Vranjes Firenze ® — Firenze in Translation Eau De Parfum